森昌彦をめぐる巨人捕手の出場数を調べたが、同じ表を最近の巨人で作ってみた。

2006年以降の巨人の捕手の一軍出場試合数。

G-C-2006


2001年に入団した阿部慎之助は1年目から正捕手となった。巨人は伝統的に捕手は「守りの人」だったが、そんな中で阿部は破格の「打てる捕手」だった。
彼の登場で、巨人の打線の穴はなくなり、絶対的な信頼を得るようになった。間違いなく巨人史上の最強捕手である。

阿部が健在である限り、巨人に必要だったのは「控えの捕手」だけだった。試合終盤に阿部に代わってマスクをかぶる存在。
加藤健、實松一成という松坂世代の2人が、主としてその任を担った。

しかし捕手と主軸打者の二足のわらじは年齢とともに重たくなる。そこで阿部の後釜を探すこととなり、同志社、日本生命の小林誠司に白羽の矢が立ったわけだ。

しかし小林は強肩好守ではあったが、阿部のような強打者ではなかった。阿部の後釜としては特に打席で明らかに見劣りがする。

そのためになかなか引継ぎができなかったが、2016年に阿部が一塁にコンバートされて小林が正捕手になった。

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しかし打席では阿部に比べるべくもない成績だったこともあり、咬ませ犬をたくさん入れたということだ。

要するにないものねだりなのだ。小林に問題がないわけではないだろうが、選手を信頼しない限り、伸びないだろう。
阿部とは違うタイプの捕手として、小林を正捕手に固定してほしいと思うものだ。

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