この秋、日ハム関係者とやり取りする必要があったが、その口ぶりからすると、レアードはかなり早い段階で「退団」の方向だったようだ。

スポニチ
日本ハムが来日4年目を終え、今月2日に自由契約となっていたブランドン・レアード内野手(31)との残留交渉を数日前に打ち切っていたことが20日、分かった。

日ハムにとっては確実に計算できる選手の一人ではあるが、4年が経って投手陣に外角の変化球など弱点を見すかされた感もあった。また、精神的にも少々倦んでいるような印象もあった。

キャリアSTATS

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27歳で来日。「出世前、右打者、中距離打者」という私が言うところの「出世する外国人打者」の条件を満たしていた。

NPBでは長打力を発揮したうえに、ほとんど故障せず、2年連続でフル出場。これもありがたい存在だった。

この選手が注目されたのは打撃もさることながら、ダイナミックな三塁守備だった。

日ハムでの守備成績

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守備範囲が広く、アグレッシブな守備。失策は多かったが、三塁手としては優秀だった。

しかしRFが年々小さくなった。今季は少し盛り返したが、精彩を欠いた印象は否めなかった。

年俸で折り合いがつかなかったという。日ハムは2017年から2年契約で1年3億+出来高という契約を結んでいたが、これ以上の金をかけるような存在ではなかっただろう。

しかしまだ31歳。NPBの野球を熟知する存在であり、5億程度が惜しくないチームにとっては魅力ではないだろうか。
まさか岡本和真が三塁を守るはずの巨人や、大山悠輔を一本立ちさせたい阪神はとらないだろうが、松田が衰えてきているソフトバンクや、福田では心もとない中日あたりなら、獲得の可能性があるのではないか。

レアードはもう少しどこかの寿司を食べることができるのではないか。

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