今日から年またぎで2018MLBレビューを始める。まずはワールドシリーズで負けたナ・リーグの勝率最下位チームだった、マイアミ・マーリンズから。

このチームは前オーナーのジェフリー・ローリアの時代からチームを作ってはファイアーセールで解体する繰り返しで、ファンのみならずMLB機構からも非難されていた。デレク・ジーターを中心としたグループに買収され、大いに期待されたが、ジーターらはこれまでを上回る大売り出しをしてしまった。

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2017年と2018年、野手陣の比較

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2017年の本塁打、打点の二冠王スタントン、オスーナ、イエリッチという20代のスター外野手3人と3割を打った2015年の首位打者、二塁手ディー・ゴードンも放出。ついでにイチローも。イチローがマーリンズにいたのは遠い昔のことのように思える。

残った捕手のリアルミュートや三塁手のディートリックなども、あまりのドライさに批判的なコメントをした。

今季は、ヤンキースのスターリン・カストロを獲得したが、首位から26.5差の最下位に落ちる。衝撃的だったのは観客動員だ。
158.3万人から81.1万人とほぼ半減。1試合平均も2万人から1万人になった。本拠地のマーリンズ・パークは地元マイアミ・デイド郡とマイアミ市が7割の費用を拠出して、2012年に開場したものだ。

地元民の怒りもわかるというものだ。100万人以下という観客動員は、NPBでも見られない。

単なる解体モードというよりも背信行為に近い。信頼の回復は可能だろうか。


2018年東克樹、全登板成績【チームトップの11勝、ダントツの新人王】

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