あまり例のないことだが、今季、NPBでは2人のベテラン元捕手が捕手に復帰する。

サンスポ

巨人は11月6日、秋季キャンプの第2クールをスタート。川崎市のジャイアンツ球場では、残留組の練習に参加した阿部慎之助内野手(39)が、原辰徳監督(60)に捕手復帰を電話で直談判し、受諾されたことを明言。来季は正妻の座を巡り、激しい競争が巻き起こる。
中略
「ファーストにいってから優勝していないし、そこで迷惑をかけてしまったという責任をすごく感じているので、来年以降何ができるかと自分で考えたときに、こういう決断に至りました」と阿部。通算400号にも王手をかけて臨むプロ19年目、40歳のシーズンは挑戦の年となる。


一説には「捕手で引退したい」という意向もあると言われるが、阿部は小林誠司について、歯がゆい気持ちも持っていたのだろう。
しかし阿部がマスクをかぶると、若返りがさらに遠のく。おそらく盗塁阻止率は期待できないし、レトロな選択だと思う。
阿部のキャッチングは一旦ミットを引いてから受けるスタイルだ。小林誠司は古田敦也や矢野耀大のように、構えたらボールをとるまでミットを動かさないスタイル。キャッチングは小林の方がいいと思うが。

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日刊スポーツ

楽天岡島豪郎外野手が4日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、950万円減の3450万円でサインした。来季から入団時の捕手に登録を変更される。背番号も「4」から入団時の「27」に変更される。
「チーム的には最下位。やり返したい。個人的にも苦しい、情けない、ふがいない年。キャッチャーとして5年半ぶりなので、ルーキーに戻った気持ちで初心に帰ったつもりで頑張りたい」


岡島は嶋との正捕手争いに敗れて外野に転向した。捕手としては俊足だったが、長打があるわけでもなく、外野手としては平凡だった。細川亨の退団、伊志嶺忠の引退で層が薄くなった捕手のリザーブということか。聖澤が引退するなどベテランの足元が危うくなる中で、彼も勝負の年になるのだろう。

選手生活後半に捕手に復帰するというのは、理にかなった話ではない。体力が衰えてから管理職がハードな現場に配置転換になるようなものだ。
この2人がどれだけマスクをかぶるかは微妙だが、どんな形でチームに貢献するのか、見てみたい。

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広島総合・広島市民・マツダS・シーズン最多本塁打打者/1950~1986、2007~2018

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