中日は昨年キャンプ直前に松坂大輔を獲得。これが契機となって、低迷が続いていた観客動員に歯止めがかかった。
ここ5年間の中日の観客動員とNPB順位

2014年 2,000,912人 4位
2015年 2,049,784人 4位
2016年 2,058,381人 5位
2017年 2,010,772人 5位
2018年 2,146,406人 5位

2013年に2200万人だったNPBの観客動員は、2018年には2555万人まで増加した。プロ野球全体の観客動員が右肩上がりの中で、中日はこの波に乗り遅れ、相対的な順位を下げていた。

理由は明快だ。落合監督を解任してからチームが低迷した。にもかかわらず補強をせず、年俸総額は下がっり続けた。
中日といえば巨人、阪神に次ぐ人気球団だったが、ソフトバンクに抜かれ、広島に抜かれ、日本ハムに抜かれ、DeNAに迫られていた。
打つ手なしという感じだったが、昨年、松坂大輔の獲得という「たった一つの補強」で事態は劇的に変わった。

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ポジションが重なる根尾昂の獲得は、松坂の「二匹目の泥鰌」を狙ってのことであろう。地元岐阜出身の甲子園のスター、しかも投手ではないから毎日出場する。営業的にはすばらしい補強だ。

しかしこうした「人気取り補強」は、小手先の施策に過ぎない。39歳の松坂が今季、どれだけ活躍するかははなはだ怪しい。「松坂効果」は単発で終わる可能性もある。

根尾は大いに期待できるにしても、人気はいつまでも持続するわけではない。根尾はスターというより堅実な好打者に育ちそうなキャラでもあるし。

ポジションが被った有望株を「人気優先」で獲得する補強には大いに疑問を抱くが、中日が本当にファンの支持を得るためには、そうした「小手先補強」だけではなく、リスクを冒して弱点をしっかり補強し、中長期的な育成にも力を注ぐべきだろう。年俸総額が多少上がってもいいから、そういう「チーム作り」をしなければ、根尾は彼のキャラに似つかわしくない「パンダ」になってしまう。


1981年角三男、全登板成績【ストッパーで日本一に貢献、最優秀救援投手も獲得】

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