15日の堺ビッグボーイズのイベントでは、新潟県高野連の球数制限を推進した、新潟県青少年野球団体協議会の島田修さんと少し話をしたが、浮かない顔をしておられた。

昨日の新潟日報 少し長いが

新潟県高野連が導入を決めた投手の球数制限に対し、日本高野連が難色を示している。球数制限が「高校野球特別規則」に記載がないことや、発表前の相談がなかったことを問題視し、複数の理事が見送りを求めている。本県関係者から「横やり」と反発の声も挙がる中、日本高野連は2月の理事会で導入を認めるか否かの結論を出す。
 「まさか反対されると思っていなかった」と県高野連の杵鞭義孝専務理事は厳しい表情を見せた。県高野連は昨年12月、1試合1人当たり100球を上限とする制限を来春の県大会で導入すると発表した。だが、1月9日の日本高野連の委員会では「球数制限は高校野球特別規則に載っていないため、認められない」との意見が挙がった。
 昨春の選抜大会から導入された延長十三回開始のタイブレーク同様、特別規則を改正し、「全国一斉にスタートすべき」との主張だ。
 改正は日本高野連が決定するため、竹中雅彦事務局長は「導入は県高野連単独では決められない」との見方を示す。また、委員会では事前の相談なく発表した県高野連の「手続き不足」に不快感が示されたという。
 ただ、選手の投球過多は以前から指摘されてきた。竹中事務局長も「日本高野連として踏み込んで考えていく課題」と語る。
 それだけに、県内関係者に不満が募る。ある私立校の監督は「傘下組織が先に進んだことに対する反発としか思えない」。野球のけが予防に取り組む山本智章・新潟リハビリテーション病院院長は「多くの選手が犠牲になっている。日本高野連には優先順位を考えてほしい」と求める。
 日本高野連は技術・振興委員会での議論を経て、来月20日の理事会で最終的な見解を示す。竹中事務局長は「傘下組織である以上は、見解に従ってほしい」としている。


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関係者の間では「球数制限」の必要性について、高野連サイドが認識したことに一定の評価をする声が上がっている。そういう意味では、今回の新潟高野連の英断は、たとえとん挫したとしても一定の意味はあったといえる。

しかし、日本高野連はいったい何を大切にしているのだろうか。彼らのメンツか、体面か、それとも甲子園の興行利権か。すでに小中高野球部員の健康被害は、深刻な状況になっている。海外を見渡しても、こんなに子供を酷使している国はないのだ。

新潟県という一地方が先行することへの「生意気だ」という反発、自らが指導してきた内容が覆されることの屈辱、さらにはこれまでの指導を批判されることへの恐怖、甲子園での選手の酷使を絶賛するファンやメディアからそっぽを向かれることへの危機意識、などが背景にあるとは思うが、それらの「感情」は、選手の健康を守ることや、「野球離れ」に歯止めをかけることよりも、大事なのだろうか。

率直に言って、今、高野連は「野球改革」の最大の障壁になっている。
先日、野球殿堂入りした脇村春夫元高野連会長は、2004年1月9日、退任間近のNPBの川島廣守コミッショナーのもとをおとずれ、ドラフトに関する覚書を交わした。これによって、高野連、アマチュア球界とプロ野球は「雪解け」が始まった。ここから野球の歴史は大きく変わったのだ。高野連にはそうした勇気あるトップがいたこともあるのだ。

八田正高野連現会長は、既存の関係者やメディアの利益を代表し「高校野球の改革をできるだけ遅くし、できれば変えない」ことに力を尽くしているように思える。無能、あるいは有害なトップだといわれても仕方がない。

八田会長は、好人物ではあるが、野球界の現状には疎い。今何が起こっているのかを理解しているかどうか、怪しいレベルだと思うが、歴史に名を残す名会長になりたいのなら、トップダウンで「新潟県高野連の球数制限」を認めるべきだろう。

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1981年角三男、全登板成績【ストッパーで日本一に貢献、最優秀救援投手も獲得】

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