次に、NPB勝利数100傑の投手の殿堂入りの状況についてみていこう。
100傑の投手の殿堂選出状況。

HOF-P100


勝利数については200勝は「十分条件」である。選出される資格がある200勝投手で、選ばれていないのは江夏豊だけになった。記者は素晴らしい正義感の持ち主ばかりと見えて、20年以上前の江夏の事件をまだ許していないのである。立浪は選出されたが、要するに「罪がばれたら選ばない」ということか。

山本昌は、再来年に被選出有資格者になるが、1年目で選出されるだろう。平成唯一の200勝投手だ。

そのあと、どうなるのか。180勝していても、松岡弘、足立光宏、小野正一は選ばれていない。小野は黒い霧事件への関与の噂があったが、訴追されてはいない。そんな噂だけで票が入らなかったのか?

再来年から有資格者になる西口文也は山本昌がとっていないMVPもとっているし、私は殿堂入りする資格はあると思う。

星野伸之、成田文男も殿堂入りせず。桑田真澄も厳しそうだ。と、いうことは1勝違いの三浦大輔も難しいか?

荒巻淳の殿堂入りは、以前から「おかしいのではないか」と言われた。

そういう目で見ると、大野豊、外木場義郎の広島勢もおかしい。この表にない津田恒美も含めて、ある時期、集中的に票が入った時期がある。ある種の勢力の働きかけで、不公平な投票が行われることは、MLBでもあったと言われるが、選考基準を乱すという意味ではけっこう罪作りだろう。

男気、黒田博樹はMLBとの合わせ技で当確だろうが「広島の笛」だと見られるとすれば、片腹痛いことだ。

反対に江川卓は、一時代を作った投手だが絶対無理ではないかという気がする。江川事件のときにしっかり阻止できなかったメディアの意趣返しのようでこれも気持ち悪い。

P6279341


1981年角三男、全登板成績【ストッパーで日本一に貢献、最優秀救援投手も獲得】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!