サンスポ
私立松山聖陵高(松山市)は28日、春の選抜高校野球大会に出場する野球部の男性監督(37)が部員の頭を小突く映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていると明らかにした。監督は同校の調査に「厳しい指導を反省する。今後は説諭する指導をしたい」と話したという。

選手を小突くことを「厳しい指導」と言っている時点でアウトであろう。指導ではなく暴力であり、彼はこの時点で指導者失格である。ただこの問題は悩ましい。

先日、川口市の野球イベントに参加したが、そのあとの懇親会で、春日部共栄の暴力事件の問題は、レギュラーになれなかった父母の告発によるものだ、という話を聞いた。

おそらく松山聖陵の話も似たような状況なのだと思う。
今は、どこにでも動画が撮れるカメラがある。そして何か事が始まれば、十数秒もあれば動画撮影を始めることができる。
その上に、その動画を無料で全世界にupすることもできる。
これまでは証拠がなかったために、うやむやにされた事件も、赤裸々に公開することができる。

このこと事態は悪いことではない。監視社会になるかもしれないという問題はあるが、それ以上に隠れた悪事を誰でも告発することができるのは、良いことだと思う。

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しかし、こういう形で匿名の告発者が恣意的にこういうことをするのは、やはり問題がある。

高校部活の不祥事を告発するのは、レギュラーを外された選手の父母が多いのだ。我が子かわいさのあまり、子どもが所属しているチームを密かに「売る」わけだ。子どもが聞けば悲しむと思うし、人の道に反しているとも思うが、親の中にはそういう「贔屓の引き倒し」をしてしまう馬鹿がいる。金もかかっているし、そういう性根になってしまうのだ。

最近よくある「我が子以外に見えない」愚かな親の所業ではあろう。今、野球に関する様々な問題で「親の浅はかさ」が原因になったり、問題解決の阻害要因になったりすることが、多々ある。指導者とともに親の意識改革もしなければならない。

しかしさらに本質論を言えば、見えないところで指導者はまだ暴力をふるっているということだ。甲子園に出るようなチームの監督が、まだ選手を小突いたりしている。おそらく、強豪校の指導者は大概「たたけば埃が出る体」であり、日常的に暴力やパワハラを行っているのだ。だから「タレこみ」をしようと思えば簡単にできてしまう。

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この親あれば、この監督ありである。浅ましい野球界の構造がこういう醜聞を起こしている。
馬鹿な親があら捜しをしようとしても、監督に落ち度がなければ、こういう問題は起こらないのだ。

今の野球のレベルの低さ、根性の汚さを端的に表した事件だと思う。いつまでこういうスポーツマンシップとは程遠い醜聞が続くのだろうか。


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