ま、目を見張るような結論は出せないだろうとは思っていたが、残念なことである。

朝日新聞
昨夏の全国高校野球選手権大会に出場した高知商の野球部員が、同校ダンス同好会の有料イベントに参加していた問題で、日本高校野球連盟は30日、部員の商業利用を禁じる日本学生野球憲章に抵触するとして、日本学生野球協会審査室会議に上申することを決めていた野球部長の処分案をいったん保留し、2月13日の全体審議委員会で再度議論することを決めた。

明日上申するはずだったから、ぎりぎりでやめたということになる。
その理由として、

報道があった後、複数の学校から日本高野連に同様の報告があり、竹中雅彦事務局長は「イベントの主体が学校であるものに関して、商業利用に当てはめていいのか再度議論する必要があると判断した。現段階で野球部長の処分案を上申することは時期尚早と考えた」

と言っている。そりゃあたりまえだ。野球部員が他の部活の有料イベントに応援に行くくらい、どこにでもある話だ。
それを「学生野球憲章」に抵触すると言ってしまえば、際限もなく上申しなければならなくなる。
もともと「形式犯」なのだから、上げる必要もなかったはずだが、ここへきて世間の総バッシングを受けて「撤退する理由」を探していたのだろう。
この組織の性格上「世論に負けて節を曲げた」とは絶対に言えないところだ。

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この事件について「言いつけんぼ」をした高知県高野連の山崎正明理事長は
「これまでも加盟校の子どもたちを守ろうと動いてきた。その点からも処分の再検討はありがたいこと」と語った。

自分で火をつけておきながら「ボヤですんでよかった」と言っているわけだ。批判を真正面から受ける気はないようだ。変わり身の早いことだ。

この事件で明るみに出たのは、もはや高野連は「現代社会の常識や価値観、規範意識に照らして正しい判断ができる」リテラシーを持ち合わせていない、ということだ。
何でも自分たちが決めたことは通ると勘違いしているお山のボス猿たちには、退場いただくしかないだろう。
それにしても去年、1517球投げた吉田輝星を絶賛した、時代錯誤の総本山のような八田英二日本高野連会長は、なぜだんまりを決め込んでいるのだろう。こういうことはよく理解できないのだろうか。

処分保留ではなく、今回の出来事をきっかけにルールに附則をつけて「校内の有料行事など、イベントの内容によっては特例的に認める」と明文化すべきだろう。

また高知県高野連は、高知商部長の謹慎を解いて活動を再開させるべきだ。巷間うわさされるような「世間をお騒がせしたから退任、あるいは解任」のような理不尽な措置は絶対にとってほしくない。

この勢いで2月20日の「新潟県高野連の球数制限」の話もまともな方向に進んでほしい。


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