智辯和歌山の高嶋仁前監督が、昔ながらのどついて選手を動かす監督なのは、映画、KOKOYAKYU~アメリカ人が見つめた"甲子園への道"~でもよく知られている。



この映画で智辯和歌山の選手は
「監督にどつかれ、怒鳴られたけど、感謝している」と語っている。

日刊スポーツ
2008年9月10日、日本高野連は高嶋の暴力行為を発表した。同7日の練習試合中、投手の制球力や打者の打撃内容の悪さを戒める狙いで部員2人を数回蹴った。同高野連の裁定の前に、学校は高嶋の謹慎を決めた。

そこで高嶋監督は学校に辞表を提出したが、智辯和歌山の藤田理事長は辞表を3度も破いたという。

「甲子園で何回も優勝しとる監督に、わしは何も言うことはない。お前がどつくっていうことは、こいつをなんとかしようと思うてのはずや」

そして理事長は高嶋監督を四国遍路に行かせたという。この理事長は物故している。

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今さら、昔の高校野球の暴力を蒸し返して非難する気はないが、この一見「ええはなし、美談」を、この期に及んで連載する日刊スポーツは何を考えているのかと思う。何も考えていないのだろうが。堀まどかという記者は自分の文章に酔っているのだろう。

高嶋仁監督のような古い指導者は消えていこうとしている。そしてこれからは、新しい野球、新しい指導が主流になってこなければならない。

その時期に、昔の野球、昔の「暴力沙汰」を美化する連載をする神経が信じられない。

これを読めば、あまり知識のない指導者は「今でも、心がこもっていれば暴力は許される」と思うだろう。事実、今、あちこちで起こっている暴力事件も、そのように思っている指導者が引き起こしているはずだ。

蒸し返して高嶋仁監督を責める気はないが、それは終わったこと。今では通用しないことだということを、メディアは繰り返し訴える責任があると思うのだが。


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