筒香会見「新聞社が主催しているので」発言をやっぱり“朝毎”は報じなかった問題
24日の日本外国特派員協会の筒香嘉智の記者会見で、私が注目したのは「どうでもいい質問しかしない日本のジャーナリズムと異なる外国メディアの質問に、筒香はどうこたえるか」だった。
それ以外にもなかなか鋭い質問はあったが、こういう質疑応答があった。

―プロ野球の世界は「お金」がからんでいるが、それが日本の野球の現状につながっているのか、それとも日本の文化の問題か

プロ野球はファンあってのものであり、試合を見るのにお金がかかるのは当然だと思っていますが、高校野球の場合、部活なのに大きなお金が動いたり、教育の場と言いながら「ドラマ」を作り上げることもあります。
新聞社が高校野球を主催していますので、現状を良くないと思っている方はたくさんいても、なかなか高校野球の「悪」の問題を伝えきれていないのが現状かなと思っています。


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私のテーブルの向かいにはNHKがいて、もちろん朝日新聞、毎日新聞も詰め掛けていたが、この内容は報じられなかった。

日本の新聞は、スポーツイベントだけでなく、文化事業からゴルフ練習場、住宅展示場、旅行業、駐車場などさまざまな事業を展開している。そしてテレビ局も系列に収めている。

本来利害に関係ない独立した立場からものをいうべきメディアが、自分でいろいろな「商売」をやらかしているのだ。公平性も中立性もへったくれのない状況になっている。
朝日、毎日、読売がそうするから、全国のブロック紙、地方紙もそうしている。そしてこれらの事業の広告宣伝集客は自分たちの媒体を使っている。お手盛りである。
しかしこんな国は、西側先進国ではほとんどないのだ。

だから自分たちの事業がかかわる問題になると、てきめんに弱腰になる。問題があってもモノが言えなくなる。日本の「言論の自由」のレベルが低いのは、こうした「八百長」じみたビジネスモデルによるのである。

それが当たり前になっているから、記者たちも「自分たちの仕事はこんなものだ」と思っている。彼らは常に「言ってはいけないもの」「腫れ物に触るようにそっとしておくべきもの」を持ったまま「ジャーナリスト」の肩書で飯を食っているのだ。

新聞社にも良心のある人はいる。彼らは日々悩みながら仕事を続けている。
しかし、メディアのこうしたダブルスタンダードが、野球、スポーツのみならず、社会の進歩の大きな足かせになっていることは、深刻に受け止めるべきことだと思う。

お断りしておくが、私は朝日新聞が日本の新聞では一番ましだと思っている。サンケイや読売をよむくらいなら朝日と思っている。今のおかしな日本を批判しないメディアは腐っていると思う。
それだけに残念に思う次第だ。

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