サンスポ
選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する春日部共栄(埼玉)と松山聖陵(愛媛)の2校で、部員への暴力があった監督が謹慎を科されて大会に参加できなくなった。1日に東京都内で開かれた日本学生野球協会の審査室会議で処分が決まった。
春日部共栄の本多利治監督は報告義務違反と合わせて5月11日まで4カ月の謹慎。昨年4月の練習試合で見逃し三振した選手に腹を立てて平手打ちなどをした。

松山聖陵の荷川取秀明監督は報告義務違反を含めて3月25日まで2カ月の謹慎となった。部員の生活指導をする中で、顔をつかんで壁に押しつけた行為が動画で撮影されており、選抜出場決定後にインターネットで流布されて発覚した。

学生野球協会と日本高野連は、実質同じ組織だ。これは日本高野連の判断とみなすことができる。

どちらの事件も、暴力事件として被害届が打出されれば、逮捕され有罪になりかねない事件である。あまりに軽すぎないか。
智辯和歌山の高嶋仁監督が、選手を蹴った暴力で謹慎処分になったのは、2008年のことだ。それから10年が経っている。

IMG_0028


2018年11月に日本高野連は「暴力、パワハラ根絶を」という呼びかけをしている。

日本高校野球連盟は22日、指導者による暴力と暴言、パワーハラスメントの根絶を各都道府県高野連から加盟校に呼び掛けるように要請した。
 同日、大阪市内で開いた全国の高野連理事長・専務理事会議で、今年度の処分対象となった不祥事が11月時点で昨年の総件数とほぼ同じであることを報告。これまでにも暴力やいじめなどの根絶を呼び掛けているが、今回はパワハラも含めた通達を求めた。


しかし暴力に対する処分は、10年前と何も変わらない。暴力、パワハラと認定された指導者も数か月謹慎すれば、現場に復帰できるのだ。こんな軽い処分で、指導者の意識が変わるだろうか?
日本高野連自体が、教育における「暴力、パワハラ」の意味を理解していないのではないか。
暴力、パワハラが刑事事件として告発されれば、犯罪になる可能性があることを考えれば、そして高校野球が「教育」であることを考えれば、辞職勧告、あるいは除名すべきではないのか。

教師が学校の授業中に暴力をふるえば、今は被害届が出れば教師は逮捕される。そして辞任に追い込まれる。そのまま学校に留まれる可能性はまずない。
同じ学校で起こった暴力事件なのに、高校野球の指導者は、なぜ処分が軽くなるのか。

おそらく日本高野連は「熱心さの余りの暴力であり、指導者には理解できる部分もある」という認識ではないか。
ダンス同好会のイベントに出た高知商の部長は、12月から謹慎している。選手を殴った指導者にも同じ処分しか課さない日本高野連そのものが「昭和の頭」のままだと言われても仕方がない。


IMG_8855


1972・73年榎本直樹、全登板成績【チーム2位の先発数で、規定超えを果たす】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!