原辰徳なみ、などと失礼を言ってしまった。共同通信との一問一答の詳報を読んで、素晴らしいことを言っていたことが分かった。
新潟日報が報じた一問一答 

ー投球回数や球数の制限に慎重な意見もある
「(高校野球に)人生を賭ける、肩が壊れてもいい、という人もいる。それは個人の自由かもしれないが、世間がそういう空気、流れを作っているかもしれない。若い人にはその後の進路でいろいろな可能性がある。自分の可能性を低く見積もらないでほしい」
ー実力ある投手が豊富にいる学校が有利になるとの意見もある
「怪我をしないことが大事であり、生徒を守る学校の姿勢が共感を呼び、受け入れられるようになってほしい。野球部に人材が少ないとしても、他部に投手をできる子がいるかもしれない。少子化が進む中、兼部等でさまざまな競技にトライできる環境が必要だ」
ー新潟県高野連が球数制限を導入することが明らかになった
「新潟のような動きをきっかけにして、全国実施の議論になるのではないか。新潟や(改革を訴える)プロ野球DeNAの筒香嘉智選手らの、何かを変えようという勇気を応援したい」
ー今後の議論で期待することは?
「さまざまな分野の専門的意見も必要だろう。似たような競技や海外の事例も参考にしながら議論し、変わらないといけないところは変えないといけないのではないか」

共同通信はこの一問一答と、ダイジェスト版を配信した。しかしほとんどのメディアはダイジェスト版しか伝えなかった。
そもそもダイジェストの仕方も良くない。鈴木長官は、驚くべきことを言ったが、それがスルーされていたのだ。今のメディアの鈍感を象徴している。

IMG_2769


「甲子園至上主義」が、世間の圧力である可能性に言及したことがまず驚きだ。自分の可能性を低く見積もらないでほしいは素晴らしい言葉だ。

続いて、野球部と他の部活の兼部にも言及した。これは、タブーに近い話だった。高野連も高体連も、選手登録上は「兼部」を禁じている。実際には高野連と高体連が連携していないのをいいことに、試合にだけ駆り出される選手がいるが、そうした状況を追認し、欧米では当たり前のWスポーツ、トリプルスポーツの導入を主張したのだ。
さらに、筒香嘉智との連携も明言した。

ここまで明確な「野球改革支持」を明らかにしたのは、特筆すべきことではないか。

川淵三郎に続いてスポーツ庁長官も、旗色を鮮明にした。いくら鈍感な日本高野連であっても、死んだふりはできないのではないか。
今後の展開を見守りたい。


1972・73年榎本直樹、全登板成績【チーム2位の先発数で、規定超えを果たす】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!