福岡ソフトバンクホークスの春季キャンプは、他のキャンプに比べて始動がゆっくりしている。11時過ぎまでは、選手はウォームアップをしている。

昨日の宮崎は、寒かったこともあってとりわけ入念に体を動かしていた。

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ソフトバンクのキャンプはとにかく報道陣が多い。その点でも巨人を上回っている。この日は、侍ジャパンの稲葉篤紀監督やコーチ陣がソフトバンクキャンプを視察していただけに、さらに多かったようだ。工藤監督と話をするシーンばかりが注目を集めていた。

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12球団のキャンプには、その球団が重点的に行う練習メニューがある。広島の場合、ロングティーだが、ソフトバンクは「ランニング」だ。とにかくよく走るのだ。
この日は主力陣が、多目的グラウンドBに集結して、ランニングを行った。速度や距離を変えて、何回も走る。実に入念なものだった。

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他球団の中には、キャンプ早々に紅白戦をしたり、投手が朝早くからブルペンに入ったりするが、ホークスはそういうことはまずしない。午前中はじっくり体を動かして仕上げていく。
昨年、関係者に聞いたところでは「うちのキャンプは気温に逆らわない。温度が低いうちは、じっくり調整して、気温の高まりとともに仕上げていく」ということだった。だから沖縄よりも宮崎の方がいいとも聞いた。

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こういうしっかりした方針があるのが、ホークスの強さの根源ではないか。


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