昭和の日本野球の生き残りのようなこの選手が、アメリカの永住権を取得するというのは、なかなか皮肉な話ではある。

グリーンカードとは、アメリカ合衆国連邦政府による米国の永住権の資格証明書のことだ。昔は緑色の紙だったことからそう言われている。
外国人がアメリカの永住権を取得するためには、

1.親戚や配偶者に米国籍の人がいる
2.米の企業に投資をした(100万ドル程度)
3.国内あるいは世界的に有名であると証明できる「並外れた才能」を持っている
4.年1回の抽選で当選した


のいずれかを満たさなければならない。松坂の場合3ではないかと思う。

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グリーンカードの発行は、連邦政府が出頭するように伝えてきた日に、当局に出向かなければならない。本人の都合は一切考慮されない。松坂の場合、それがこのタイミングだったというわけだ。
キャンプでの調整の影響を懸念する声もあるが、ベテランだけにそれは大したことはないだろう。アメリカで馬鹿みたいに飲んだり食ったりすることはないだろう。

松坂だけではなく、MLBに渡った日本人選手の多くが、グリーンカードを取得して、アメリカに住むようになっている。
お金がある人にとって、アメリカは日本より住みやすい。特に子どもはアメリカで教育を受けさせたいと思う。今の日本の教育は、質の面でも教育方針の面でも、先進国では最も遅れている。

また、日本では有名なスポーツ選手はメディアにつつきまわされる。野球界はきつい人脈の縛りがあるから、いろいろ気を使わなければならない。
日本で野球の指導者になるということは、もう一度あの息苦しい球団や球界の先輩後輩の人間関係に戻ることでもある。
一生喰えるだけの金を手にして、何が悲しくてそんな人脈にかかわらなければならないのか、というところか。

松井秀喜も、長谷川滋利も、おそらくイチローもそういう選択をするだろう。松坂大輔だけでなく、上原浩治もそうなるはずだ。
一度外から見てしまえば、旧弊な日本野球界には魅力はないのだ。指導者という面で考えれば、それは深刻な人材流出だと言えるだろう。


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