鷲田康さんは、文春系のメディアを中心に書いている大物ライターだ。



昨年は、筒香嘉智の著書「空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ」の取材、構成を担当した。「野球離れ」に危機感を抱くライターの一人であり、このところさまざまなイベントや会合でご一緒する機会が多い。

その鷲田さんが、文春コラムで10日、
新潟の「球数制限」は実現するか? 猛反発する日本高野連の時代錯誤
と題するコラムを執筆した。

昨年から今年にかけて、野球界で何が起こっているかを俯瞰的にとらえている。
今月、日本の野球団体が、重要な決定を行うのだ。

2月14日には、全国軟式野球連盟が、学童野球の「球数制限」を行うかどうかを決定する。全軟連の宗像豊巳専務理事も「野球改革派」の主要人物の一人であり、1月5日の「群馬野球フェスタ」では、少年野球の改革案として

 1.投球数規制70球、試合回6回
 2.練習時間規制1日3時間(熱中症対策も含め)
 3.試合数規制年間100試合以内
 4.トーナメント制ではなくリーグ制の大会
 5.塁間投捕間距離の改正(もっと短く、投手有利な条件へ 15m)
 6.盗塁数規制
 7.カウント1-1からの開始
 8.お茶当番、応援の緩和
 9.監督不要(サイン指示なし)
 10.パスボールなし

を提案している。これは大きな反響を得た。すでにメディアでは全軟連の「球数制限」は決定したかのように報じられているが、根強い抵抗勢力もいると言われている。宗像専務にも話を聞いたが「決まってから話を聞いてほしい」と言っていた。

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また同じ2月14日には、日本高野連の技術・振興委員会が行われ、新潟県高野連の「球数制限」が議論される。日本高野連にはかつてない批判が集まっているが、メンツを重んじる年寄りが集まっているので、すんなりと「球数制限OK」にはならない可能性が高い。発案者の一人である県高野連前専務理事の島田修氏はかなり悲観的な見方だった。この結果は2月20日に発表される。
「時期尚早」「さらなる議論をする必要がある」などのコメントをつけて差し戻される可能性が高いのではないかと思う。

しかし鷲田さんも言うように、
「権威をかざし、それに反対する日本高野連だけが、時代から取り残されてしまっている」
のは間違いないところだ。

例によって朝日新聞、毎日新聞は踏み込んだ報道はしないが、高野連が「野球離れ」の主犯格であり、彼らが変わらないと日本野球は変わらないことを深刻に受け止めるべきだろう。

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