昨日の池江璃花子の白血病罹患のニュースは、日本中に衝撃を与えた。

それは、伸び盛りのアスリートと「癌」が、あまりにもギャップが大きかったからだ。私は2016年のインターハイで、リオ五輪から帰ったばかりの池江の泳ぎを見たが、同じ高校生とは思えない次元の違う泳ぎだった。肩幅は並みはずれて広く、あのころから神々しいようなオーラが漂っていた。手塚治虫の漫画のヒロインのような知的な容貌も印象的だ。選ばれたアスリートという印象が強かった。

年齢別の癌の罹患率を見ると、10代は人口10万人当たり124.4人。0.12%だ。1000人に1人という極めてまれなケースに、池江璃花子が該当してしまったことに理不尽を感じる。
もちろん、急性白血病は適切な治療をすれば、完治する可能性が高い。しかし彼女のもう一つの「命」、選手生命はどうなるのか。東京五輪を目指してきた「アスリートの宿願」は、成就するのか。

アスリートの癌と言えば、阪神の原口文仁が今月に入って大腸癌の手術をした。NPBの現役選手で癌を罹患したのは広島の赤松正人、阪神の横田慎太郎に次いで3人目だ。全員、阪神に在籍した時期があるのは偶然だろう。
20代後半の癌の罹患率は10万人当たり354人。0.3%だ。プロ野球選手は900人いるから、その中で3人が癌に罹患するのは、特に多いというわけではない。
しかし、これも理不尽な気がする。彼らも池江同様「命」のほかに「選手生命」という「もう一つの命」をもっている。それは「使命」でもある。

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赤松は昨年から二軍戦に出ている。横田も2軍キャンプに参加している。治療は「時間」との戦いだ。彼らが「選手生命」を取り戻すことを切に願わずにはおれない。

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