浦添のヤクルト春季キャンプでは、久々に長谷川晶一さんと一緒になった。たくさんの本の刊行を抱えながら、このキャンプは「目的なし」に来たのだという。しばらくグラウンドを眺めながらぽつりぽつり話をした。

前夜の雨のために、グラウンドの外野の部分にはシートがかけられている。
10時前になって、若手の内野手が4人出てきて、ノックを受けだした。こういうのは、普通、短いものだが、雨雲が迫っているからか、けっこう長い時間ノックを受けている。昔、我が家が肉やコロッケを買っていた南田辺の「肉の廣岡」の廣岡大志もいる。

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長谷川さんととりとめのない話をしながら、ノックを眺めているうちに、屋内練習場から選手たちがやってきて、一塁線をまたいでキャッチボールを始めた。私は最近、目が相当悪いので、最初はだれがだれかわからなかった。ごつい外国人がいるので、バレンティンかと思ったら、新外国人投手のスアレスだった。投手陣のキャッチボールだったのだ。これもけっこう長かった。
今日のスケジュールをもらっていたが、雨天のために、メニューが相当変わっている。

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ブルペンのあたりがにぎやかになってきた。行って見ると、6人そろい踏みだ。これ、なかなかないのだ。儲かった、という感じだ。スバーンという腹に響く音をしばらく聞く。
寺原がいる!

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今日は雨のはずなのだ。だから、ヤクルトを見たらもう帰るつもりだったのだが、いつまでたっても雨は降らない。しかし、メイングラウンドは雨に備えて内野にシートがかかってしまった。見るべきものはないが、雨は降らない。どうせよというのだ。
そうなると、広島の沖縄市キャンプに行かずばなるまい。

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「お遍路さんみたいですね」と長谷川さんに言われながら、バス停に戻るが、このタイミングで広島キャンプのコザ信金スタジアムへのバスはなかった。
そこで、宜野湾行のバスに乗って、DeNAのキャンプに向かった。一昨日も行ったが雨のためにほとんど何も見ることができなかったのだ。

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メイングラウンドでは打撃練習。
筒香がホセ・ロペスとケージに入っていい当たりを飛ばし始めた。筒香はこの朝、三浦大輔の球を100球ばかり打ったというが、これしきのことで疲れたりはしない。鋭い当たりを打っていた。

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正月から筒香は何度も取材をしたし、話もしたが、2月1日以降の筒香は別人である。表情が違う。それを確認できたのもまた収穫。

これは儲けたなあ、と思っていたら、今度は階段で村瀬秀信さんと鉢合わせした。インタビューの仕事があるという。ちょこちょこ話して、サブグラウンドに向かった。

こういう感じでキャンプの豊かな空気を喫うのは、なかなかよろしい。だから癖になるのだ。

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