現在のNPBで毎年3000球を投げることができるのは、阪神のメッセンジャーと楽天の則本昂大だけだった。

日刊スポーツ
楽天は8日、コンディション不良で2軍調整中の則本昂大投手(28)が11日に都内の病院で右肘のクリーニング手術を受けると発表した。
阪神とのオープン戦の試合前に石井GMが報道陣に対応。「肘の部分に慢性的な損傷があった。チームにとっては痛いが、本人にとって、メンテナンスの意味合いがある手術になる」と説明した。
(中略)石井GMは「クリーニング手術も何種類かあり、それによって1カ月前後のズレがある。手術後、詳細をお伝えできれば」と話すにとどめた。


キャリアSTATS 球数も示す

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田中将大が24勝を挙げたラストイヤーにデビューし、バトンタッチをするように毎年規定投球回数に達し、3000球を投げてきた。

NPBでは先発は28試合前後、3000球を投げようと思えば毎試合100球以上投げることになる。メッセと則本を除くすべての現役投手は、3000球を投げた翌年は、投球回数、投球数が減っていた。要するに戦線離脱したわけだ。
藤浪晋太郎も、その一人だった。

小さな体で躍動的な投球を続けて、故障知らずだったこと自体が驚異的ではあった。いつまで続くかと思っていたが、ここへきて開幕に間に合わない。

おそらく痛みがあったのだと思う。肘のクリーニングはねずみなどの骨片、軟骨を取り除くものだ。それ自身は深刻なものではないが、肘にメスを入れることで回復には相応の時間がかかる。

むしろゆっくりリハビリをして、充電もしてほしい。29歳になるが、すでに「至宝」というべき投手だけに、無理はしてほしくない。

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