3月24日の選抜高校野球大会2日目、第2試合、横浜と明豊の試合で、エース及川を擁し優勝候補だった横浜が5-13で敗退したのは、横浜の「サイン盗み」が発覚したことが一因だと言われている。

3回裏2死で、横浜の二塁走者が、ヘルメットに手をやって打者にサインを送っているかのような仕草をした。ここで、主審がタイムを宣して、わざわざ二塁まで歩いて行って、走者に何らかの注意をした。
説明は一切なかったが、横浜は及川が打ち込まれたこともあり、大敗した。

高校野球では「走者が相手バッテリーのサインを盗む」行為は、禁止となっている。罰則規定はないが「してはならない」ことになっている。
規則にはないが、周知徹底事項として
・走者やベースコーチなどが捕手のサインを見て打者にコースや球種を伝える行為を禁止する。もしこのような疑いがあるとき、審判員はタイムをかけ、当該選手と攻撃側ベンチに注意を与えすぐに止めさせる。
となっている。
こうした事例は、しばしば起こっている。2016年の選抜でも秀岳館高校の走者が主審から注意を受けている。2013年夏には、花巻東も同様の注意を受けている。

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しかし罰則規定がないうえに、審判は場内に説明もしないので、大きなニュースになることもなく、今に至っている。
主催者側の朝日新聞、毎日新聞も、このことには一切触れていない。へたれ記者が、何らかの「忖度」をしているのだと思われる。

ぽっと出の新興高校の野球部がやっているのではない。高校野球の名門、強豪と呼ばれる高校が、甲子園でこんなことをしているのだ。
正々堂々と実力を試す場であるべき、甲子園で、相手のサインを盗み見て、打者に送るという「スパイ行為」を、高校野球の手本となるべき名門高校がやっているのである。

要するに「どんな汚いことをしても勝ちは勝ち」であり、「叱責を受けないのならやったもん勝ち」なのである。
こうした有力校には、地方大会では、不正が見つかっても注意できない空気があるともいわれている。

ちばあきおの「キャプテン」や「プレイボール」には、二塁走者が打者にコースを教えるシーンが度々描かれている。昔は当たり前のことだったのだ。
しかし、今では、世界中の申し合わせとして、フェアプレーの精神にもとる野球をしないようにしよう、という考えが定着している。

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未だに、こんなことをやっているのは日本だけである。

横浜高校がサイン盗みを注意されて、動揺して負けたとすれば、ナインにはまだ「良心」が残っていたというべきかもしれないが。

そんなにしてまで勝ちたいのか、と思う。
高校野球は「教育」なのだそうだ。横浜高校の平田徹監督は、保健体育の教師だそうだが、授業で「汚いことをしてでも勝て」「バレなければ何をやっても良い」と教えているのだろうか。
OBの筒香嘉智が、横浜高校について「我慢することを教えてもらった」としか言わないのは、そういう「教育」をしていたからではないか。

スパイや詐欺師まがいのことを高校時代に経験した選手は、ろくな大人にならないと思うが。


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