優れた左打者は、左投手を苦にしないというが、イチローは「左投手が得意」だった。

左右投手別、年度別の打撃成績 打率のえんじ色は、左右投手別で上位だった打率

IchiroRHPLHP


衝撃のデビューをした1年目は右投手のほうが打率が高かったが、2年目から5年連続で左。
あの2004年は、左投手の打率はなんと4割を超えていた。右もキャリアハイの.359ではあったが。

2007年からは右投手のほうが打率がいい時代が4年続く。これは何を意味しているのか?イチローの打撃が変化したということか。

そして2011年から再び左投手のほうが高くなる。この2011年が、イチローのキャリアでは折り返し点だ。この年に3割、200安打が途切れているのだ。

IMG_5839


対戦数が多い右投手の打率が急落したことで、左投手の打率が良くてもトータルでは追い付かなくなったということか。

松井秀喜のMLBでの左右別打率は、RHPが.281、LHPが.284。やはり左のほうがいいが、イチローのように極端な差にはなっていない。

これはイチローのすごさを示す記録の一つだといえよう。

IMG_6079



2018年鈴木博志、全登板成績

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!