サンスポ
阪神のランディ・メッセンジャー投手(37)が20日、出場選手登録を抹消された。前日19日の巨人戦(甲子園)に先発し五回途中8安打6失点(自責4)で降板。五回には亀井の打球が直撃して試合中に病院で検査を受けていた。

私はこの投手は不死身ではないかと思っていた。

今のNPBでは、メッセンジャーは超人だった。
NPBのキャリアSTATS

Messe


マリナーズ時代は救援投手で、NPB1年目も救援からスタートしたが、のち先発に転向。

アメリカでも投げたことがないようなイニング数、球数を投げまくって全く故障しなかった。

NPBの投手で3000球を3年以上連続で投げたのは現役では楽天の則本昂大だけ。その則本も今年は故障した。
メッセンジャーも2017年以降は3000球を投げていない。また小さな故障が相次ぐようになった。2018年7月にはERA6.08、9月以降は5.27と高騰する試合が減っている。

現代版ガソリンタンクとでもいうべき選手だが、そろそろ限界が見えてきたのか。

昨日はボールが高めに浮き、持ち味の制球がなかった。負傷以前の問題として全盛期の投球はできていなかった。38歳になる。松坂世代の1歳下だから仕方ないともいえるが。

アメリカ出身の外国人投手としてはバッキ―、スタンカの100勝が最多。メッセはあと4勝と迫っている。今季から外国人枠を離れたから、起用しやすくなるが、彼にどれだけの余力があるのか。

阪神という選手が育たない球団をよく支えてきただけに、誠に気がかりである。

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