朝日新聞
男子マラソンの日本記録保持者大迫傑(ナイキ)が23日、自身のツイッターで日本陸連への不満を公にした。大迫は今年の日本選手権の1万メートルに日本陸連の推薦枠で出場を打診したところ、日本陸連の河野匡・マラソン長距離ディレクターらが同日までに大迫側に「推薦できない」と回答。大迫は推薦枠の基準があいまいだとして、ツイッターで「どういう選手が推薦出場に値するのかちゃんと明記して欲しい」と投稿した。
日本陸連としては、一人でも多くのアスリートをオリンピックに連れていきたかったのだろう。
MGCの結果次第ではあるが、大迫はマラソン東京五輪代表が確実視されている。
それに加えて、1万メートルでの五輪出場を狙って日本選手権に推薦枠で出場しようとした。
しかし陸連側は
「参加標準記録を破っていない、というのがそもそも論。彼だけ特別扱いすることはできず、公平性を担保しないといけない」
と返した。推薦枠は特別の事情がない限り、適用されないという。
大迫はさらに
「日本選手権、[本連盟強化委員が特に推薦する本連盟登録競技者] という枠で出場しようと試みましたが、叶いませんでした.....。 陸連強化委員からの[大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした。すごい理由だな。笑笑」
と爆弾ツイートをした。
この問題の是非は私にはわからないが、現役アスリートが自分が所属するスポーツ団体を正面から批判する時代が来たのだなと思った。
大迫にしてみれば、五輪での実績を増やし、その後の競技生活、そして引退後のキャリアを充実させようとしたのだろう。
昔であれば「アマチュア選手がけしからん」となるし「指導者や連盟にたてつくとは何事だ」となるだろう。
しかし、時代は変わった。アスリートもおかしなことがあれば、直言するようになったのだ。
陸連側はうろたえるかもしれないが、これがまともな関係なのだ。
今のアスリートは「郷土のため」「学校のため」「国のため」に競技しているのではない。自分のために競技をしているのだ。それが当たり前のスタンスなのだ。
今の大迫は、エースだ。陸連としても頭ごなしに叱りつけることはできなくなっている。
これまでスポーツ団体上部は、選手が声を上げてもまともに説明をしてこなかった。端的に言えば「黙って言うことを聞け」でやってきた。だから幹部が適当なこと、よこしまなことをする土壌が生まれた。
今後は、不正や不適切な事柄に対し、選手がどんどん発言するようになるだろう。今までのサル山のボス猿のような幹部は、生きていけなくなる。それもよいことだ。
日本高野連は、指導者が連盟にあからさまに不満、不服をいうことを禁じているが、SNS全盛の時代だ。指導者も選手もおかしなことに気づいたら、どんどん発信すればよいと思う。
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「日本選手権、[本連盟強化委員が特に推薦する本連盟登録競技者] という枠で出場しようと試みましたが、叶いませんでした.....。 陸連強化委員からの[大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした。すごい理由だな。笑笑」
と爆弾ツイートをした。
この問題の是非は私にはわからないが、現役アスリートが自分が所属するスポーツ団体を正面から批判する時代が来たのだなと思った。
大迫にしてみれば、五輪での実績を増やし、その後の競技生活、そして引退後のキャリアを充実させようとしたのだろう。
昔であれば「アマチュア選手がけしからん」となるし「指導者や連盟にたてつくとは何事だ」となるだろう。
しかし、時代は変わった。アスリートもおかしなことがあれば、直言するようになったのだ。
陸連側はうろたえるかもしれないが、これがまともな関係なのだ。
今のアスリートは「郷土のため」「学校のため」「国のため」に競技しているのではない。自分のために競技をしているのだ。それが当たり前のスタンスなのだ。
今の大迫は、エースだ。陸連としても頭ごなしに叱りつけることはできなくなっている。
これまでスポーツ団体上部は、選手が声を上げてもまともに説明をしてこなかった。端的に言えば「黙って言うことを聞け」でやってきた。だから幹部が適当なこと、よこしまなことをする土壌が生まれた。
今後は、不正や不適切な事柄に対し、選手がどんどん発言するようになるだろう。今までのサル山のボス猿のような幹部は、生きていけなくなる。それもよいことだ。
日本高野連は、指導者が連盟にあからさまに不満、不服をいうことを禁じているが、SNS全盛の時代だ。指導者も選手もおかしなことに気づいたら、どんどん発信すればよいと思う。
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現代五輪の競技レベルでマラソンと1万Mの同一大会掛け持ちは無理です。
彼が狙ったのは、しばらく本腰を入れて取り組んでいなかったトラック競技を
シビアな舞台で経験することによるスピード面での強化で
あくまでマラソンに活かすことが目的であり、
全日本への出場自体には大してこだわっていないのもその為です。
1日の時間の多くを競技に捧げられる環境ではなかった公務員ランナー時代の
川内優輝がフルマラソンを短いスパンでこなすことにより走力を高めていったのとは
発想が大きく異なりますが、どちらも自分で考えてベストだと思った選択をしているという点では共通しています。
陸連はアマチュア競技連盟の中でも、因習にとらわれた古い組織ですが
陸上自体はトレーニング面含め個人競技の性格がかなり強いので、
彼らのような自分で考え物申すランナーが結果を出していることで、今後選手側の意識改革は劇的に進行していくでしょうね。
そうなれば組織も変わらざるを得ないでしょう。
baseballstats
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