「お前は高校野球のガッツポーズを去年まで容認していたじゃないか」と読者からのご指摘があった。その通りでした。偉そうに言っているが、私だって明確な判断をしていたわけではないのだ。
その時の記事は、消さずに残しておく。それも私の中身である。

しかし今は明確に「ガッツポーズ」を否定できる。要するに「イメージ」ではなく「理論」で、だめだということが分かったからだ。
繰り返しになるが「相手に対するリスペクト」という、スポーツの最も重要な規範に照らしてだめだから、ガッツポーズはやめるべきなのだ。

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スポーツだけではないが、芸術でも文学でも、音楽でも、行為や表現は、理論によって説明される。理論によって意義、意味が言語化され、評価される。だから、そうしたジャンルには「評論家」「批評家」がいるのだ。

スポーツは「結果」に拘泥しがちだ。私などは数字で評価するのが大好きだが、その前提として「それはスポーツとして正しいのか」という認識がなければならない。
スポーツのウォッチャーになって50年ほどになるが、スポーツを見ていて「快」「不快」に感じることがたくさんあった。そのことのかなりの部分が「スポーツマンシップ」で説明できることに、最近気が付いた。

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「ガッツポーズ」や「ホームランの後の出迎え」は、「相手へのリスペクト」がないからアウト。でも、ベンチ内で大喜びするのは「相手に見えない限り」、「パブリックゾーンでないから」馬鹿派手でない限り許される。
オールスターゲームなどで、選手がいちびるのは、「試合、競技へのリスペクト」がないからアウト。公式戦を「引退試合」にするのも同じ理由でアウト。
でも、ファン感謝デーや非公式戦で、同じことをするのは、セーフ。

スポーツマンシップでは、対戦相手は「仲間」だから、「報復行為」はしてはだめ。でも、アンリトゥンルールでは、対戦相手は「敵」「ライバル」だから、「報復行為」もあり。
日本は、何でもかんでもアメリカの真似をする必要はないから、アンリトゥンルールと違う判断をすることがあっても良い。しかしスポーツ共通の「規範」「知恵」「常識」である、スポーツマンシップは理解すべきだ。

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高校野球などの選手宣誓で「スポーツマンシップに則って」という言葉が出てくるが、選手も指導者も、そしてファンも、ほとんどスポーツマンシップのことは知らない。そもそもこれに「定義」があって、守るべき規範があることさえ知らない人が多い。
ということは、その人たちは「スポーツ」について無知だということになる。

にわか仕込みの知識である。偉そうなことが言えないのは、ご指摘の通りだが、読者各位とともに「スポーツ」「スポーツマンシップ」についてしっかり学んでいきたい。


東京球場・シーズン最多本塁打打者/1962~1972

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