時事
昨年の全国高校総合体育大会で優勝した兵庫県尼崎市立尼崎高校男子バレー部のコーチを務める臨時講師(28)が3年生部員に平手打ちの体罰をしていたことが9日、分かった。
 市の教育委員会によると、4月29日の練習中に講師が部員に転がっているボールを拾うよう指示した際、その態度に激高して数回平手打ちをした。けがはないという。今月7日、学校に匿名の電話が入って発覚した。
 市教委は今後、関係者に詳しく事情を聴いた上で処分を検討する。講師は現在、学校の授業は行っているが、部の指導はしていない。
何度も書いているが、往来で、28歳の男性が高校生を意識がなくなるまで殴打すれば、警察に通報され、逮捕されるだろう。
どんな職業に就いているとしても、懲戒解雇は当たり前のことだろう。そして暴力をふるった男は刑事罰を受けて、服役することになるだろう。前科が付き、多くの場合社会的地位も収入も失うはずだ。
刑事罰に加えて、社会的制裁を受け、その男の人生は大きく狂うはずだ。
しかし、世間はそれを「当然」と思うだろう。その男は、他人の人権を踏みにじり、危害まで加えたのだから。


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しかし市民の税金で成り立っている公立の市立尼崎高校は、この事件そのものを隠蔽し、教員には部活の指導をやめさせただけで、解雇することも、懲戒処分を与えることもなく勤務させていた。

匿名の通報がなければ、数カ月後にこの暴力男は、またバレー部の指導をしていたことだろう。あるいはことが明るみに出ても、この男は他の学校で教員、指導者を続ける可能性はある。
今の体育会系の指導者で、暴力沙汰を起こして問題になった人間は非常に多いのだ。彼らは「前科」もつかないし、社会的地位も失わない。

要するに教師は「特権階級」になっている。そして実質的に日本の学校の構内は「治外法権」エリアになっている。一般社会では、刑事事件になることも、学校内では、不問に付されることもある。日本国憲法や各種の法律に違反していても、罪に問われないことがある。生徒や場合によっては教師、職員が深刻な人権侵害を受けても、何ら問題にされないことがある。

多くの場合、そうした隠蔽、もみけしは学校幹部、教育委員会の判断で行われる。本来、民主主義や人権の大事さを教えるべき教育者たちが、自分の組織を守るために、こうした隠蔽を「教育」の名のもとに平然と行っているのである。

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市立尼崎高校は、28歳のコーチの被害届を警察に出すべきだ。自分の学校の生徒の人権を侵害したのだから。もし出さないのなら、その選手と親が、コーチと学校、教育委員会を告訴すべきだ。

そういう動きが広がれば、体罰や構内の暴力沙汰は激減するはずだ。
学校で生徒を殴れば、刑務所で服役しなければならないとなれば、その後の人生がめちゃくちゃになるとなれば、教師は絶対に暴力を振るわなくなるはずだ。他の「教育手段」を考えるはずだ。

日本が民主国家であるならば、日本社会の「当たり前」を、学校でも行うべきだ。




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東京球場・シーズン最多本塁打打者/1962~1972

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