日経
中日の加藤宏幸球団代表は16日、右肩痛からの復帰を目指す松坂大輔投手が今月の練習日に千葉県内でゴルフをしたとして、ペナルティーを与えたことを明らかにした。本人から14日に報告と謝罪を受けたという。加藤代表は横浜スタジアムで「(処分の)中身は言えないが、本人は自覚が足りなかったと言っていたし反省していた」と話した。
フライデーに撮られていたということのようだ。

日本的には「授業中に、保健室へ行くといって抜け出して公園で遊んでた生徒」風の見方をされてしまうわけで。アラフォーのおっさんでも、野球チームに所属し、ユニフォームを着ているからには、チームの規律に従うべきだ、という理屈になるだろう。また、一緒にゴルフをしていた奴が悪かった。PL学園以来のライバルで、アナウンサーになってからは、とかく素行の悪さが評判の日テレ上重聡だ。
報道されていないが、アラフォーのおっさん同士のゴルフである。当然、握っていただろう。賭けゴルフがバレた日にゃ、松坂は引退、上重は解雇だ。
松坂といえば、昨年の復活劇をみんなが喜んだ。この春には、うるうるしそうなCMにも出演した。プロ野球生活の最後の1ページを、どんな絵柄で飾ってくれるのか、と思っていたら、この報道。がっかりではある。

しかし、ダルビッシュが擁護し、豊浦彰太郎さんが解説するように、MLBの規範でいえば、松坂がどこで何をしようと口を挟まれる筋合いはない。
松坂はサラリーマンではないし、学生でもない。球団と個別契約している事業主だ。練習を休むのも、ゴルフに行くのも個人で判断すれば良い。私も個人事業主だが、取材やクライアントとの打ち合わせが終われば、そのあとどこで何をしようと、違法行為でもない限り、非難される筋合いはない。
松坂大輔はプロであり、大きな実績を築いてきた。調整法も自分の責任で決めれば良い。

ではあるが、野球はチームスポーツだ。仲間が練習しているときに、連れとゴルフなんかしていていいのか、ということになる。

要するに、練習に参加しなくて仲間と( )していた。の( )に入るのが、「ゴルフ」だったのが良くないのだ。ゴルフは他の国では純粋なスポーツだが、日本では「賭けゴルフ」が当たり前であり、平日にちんたらグリーンを回るのは、やくざか土建屋くらい、というイメージの悪さがある。日本のゴルフ場では、四阿にビールがおいてあったりもするし、水商売のお姉ちゃんと回ったりもする。スポーツでゴルフをやっている人には腹立たしいだろうが、そういうことなのだ。

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練習に参加しなくて仲間と( )していた。の( )に入るのが「美術館巡り」だったらどうか。
松坂「これは、バルビゾン派後期の作品かな?」
上重「後期印象派だろ?タッチから見て」
なら、非難されないかもしれない。

( )にはいるのが、コミケだったらどうか。
松坂「お、いいじゃん、茂野吾郎のコスプレ」
上重「お前の水原勇気も!太ももが!」
これは、アウトだろう。

( )にはいるのが、俳句の吟行だったらどうか。
松坂「かたおもい ブルペンはいる 気がしない」
上重「お題は片想いだぞ!」
ちょっと心配になる。


ま、そういうことで、松坂はちんけな局アナと遊んでないで、さっさと野球しなさい。

ohno

東京球場・シーズン最多本塁打打者/1962~1972

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