報知
日本野球機構(NPB)と12球団が、今秋のドラフトから2位以下の指名方式を変更することが27日、分かった。2位以降について、昨年までは交流戦で勝ち越したリーグの最下位チームから各リーグ交互に指名していたが、今年のドラフトはセの最下位から、来年はパの最下位から―と1年おきになる。
毎日
関係者によると、一部の球団から、戦力均衡が趣旨のドラフトで、交流戦で勝ち越したリーグに指名の優先権があるのはおかしいとの意見が出され、変更を検討していたという。

「一部の球団」というのは、日本ハムやソフトバンクではないだろう。セントラルリーグ所属の某首都圏チームではないかと思われる。
これまで「戦力均衡など知ったこっちゃない」とばかりにドラフト制度を骨抜きにした挙句、今度は弱くなったからと言って「戦力均衡」とはどの口が言うか、という感じだ。

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私は交流戦でセが弱いのは、指名打者制を取り入れていないからだと思う。実力云々ということではないと思うが、「損は絶対したくない」というさもしい根性で、ルール改正を言い出したのだろう。

今回のルール改正は大した影響はない。そもそも指名順位がちょっと上がったからと言って、当りの選手を指名しなければ意味がないし、育成できなければ、どうしようもない。たくさん選手を取って塩漬けにしている某球団の場合、問題はそこにあるわけではないだろう。

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ただ懸念するのは、次のステップとして「交流戦はその趣旨を十分に果たしたからやめよう」とセ・リーグ球団が言い出すことだ。
「弱いから尻尾を巻いて逃げるのだろう」と言われるかもしれないが、平気でそういうことを言いそうだ。
いい加減に、自分たちの球団のことだけでなく、プロ野球界全体のことを考えるべきだと思う。


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