何となくではあるが、どこからか「交流戦はもう役割を果たした」という声が聞こえてきそうな気がする。
ま、それを言うとすれば、パシフィック・リーグではない方のリーグだとは思う。

これで15シーズン目だが、パの1040勝、セの920勝。過去14回でセが勝ち越したのは1回だけだ。
この数字だけを見れば「実力差がある」ということになりそうだが、私は他のメディアにも書き、ここでも紹介したように「DH制」の問題だという結論に落ち着いている。

パはDHを含めて9人の野手を日ごろから整備している。セは8人である。パの投手は日ごろ、9人の戦力である打者と対戦している。セの投手は8人の戦力と、1人の準戦力の打者=投手と対戦している。
この差が、両リーグの対戦で出てきているのだと思う。
反対に言えば、セが勝ち越した2009年は、よほどセ・リーグが強かったのだと思う。

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戦術の違いも多少ある。パのほうが振り回す打者が多い。セは野球が小さい。しかしそれだけなら、ここまでの差にはならない。
今のドラフト制度は、完全ウェーバーではないがかなり公平だ。FAでは相変わらず巨人が中古の大物選手を獲得しているが、それを見越してセパの各球団は、育成をしっかりし始めている。

セが勝ちたいと思えば、DH制を導入すればよいのだ。しかしパのやり方を踏襲するのが、いまだに沽券にかかわると思っているのだろう。
今、セ・パ両リーグは独立した事務所を持っていない。制度上はセ・パは同じ組織の部門に過ぎないが、いまだに意地の張り合いがあるのだ。

老人が多いセの経営者は、老い先短いから待てないという気持ちがある。「こんなに勝てないのなら、交流戦なんてやめてしまえ」というひと声が出るかもしれない。
それはNPBの将来を考えても、大変不幸なことだ。

そうならないためにも、今年くらいはセ・リーグは勝って見せることだ。爺がかんしゃくを起こす前に、「ほら勝つこともあるんですよ」といえるようにすることだ。

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