スポニチ
 ヤンキースは8日、田中将大投手(30)が産休制度となる「父親リスト」入りしたと発表した。同制度は最大3日間、一時離脱が可能となる。 (中略)同制度はドジャース・前田も昨年7月に利用している。

私には2人の子供がいるが、どちらの出産にも立ち会っていない。1人目の時は家内のお母さんと、家で「前祝い」の祝杯を挙げていた。子どもは2人ともとっくに大人になっているが、いまだに家内から非難される過去ではある。

しかし、昭和の時代に大人になった私には「出産立ち合いのために仕事を抜ける」のには違和感がある。「ましてやプロ野球だぞ」とも思ってしまう。古い人間なのだ。

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世の中は変化している。MLBでも「父親リスト(Paternity List)」ができたのは2011年からだ。だんだんに「仕事も家庭も同じくらい大事」が通念になってきている。
離婚大国アメリカでは、旦那が嫁はんの出産よりも仕事を優先することは、離婚理由になるうるのだろう。

プライベートよりパブリック、仕事を優先するというこれまでの価値観は、今後、衰退していくことだろう。
菊池雄星は、父親の死に目に会うことよりも登板を優先した。日本人的には理解できる心情だが、アメリカには必ずしも支持される態度ではなかったはずだ。

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こういう傾向は、良いことなのだろうと思う。生活を顧みず仕事に打ち込む「社畜」のような生き方は、今後は評価されなくなる。

年よりは「俺らの時代はそうじゃなかった」というのだが、今の基準に照らせば「俺らの時代」は「間違いだ」「否定されるべきだ」ということになる。

日本もアメリカに倣って選手のプライベートを重視べきなのだろう。ただ選手の球団に対する地位が、もう少し高くならないと、制度ができても誰も利用しないのではないか。


省エネがなんだ!!投げに投げてイニング稼ぎ3/1960~1986・150球以上投球者・球数が多い順

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