週刊ポストには金田正一、米田哲也、広岡達郎などの「おじいさん評論家」と太いネットワークを持っている編集者がいる。私も永年お世話になっている人だが、その人が電話で話を聞いて記事にしている。

おじいさんたちには結構なお小遣いになっているはずだ。
「今の野球は、若者はなっとらん!わしらの時代は」と言いたい年寄りのニーズに応えている。
正しいか正しくないかは問題ではない。金田の「わしの全盛期は180㎞/hは出ていただろう」みたいなほら話でいいのだ。
幻冬舎あたりもそんな感じだ。

しかしベーマガがそういうスタンスでは困るだろう。ベーマガの本は、現役の野球選手や指導者が見ているのだ。

新生早大に問う、基本と伝統/廣岡達朗コラム

最近、広岡ではなく廣岡になっている。廣岡は、昭和の終わりまで指導者をしていた。その後も解説者として長く野球界に携わってきたはずだ。
しかし、この記事の廣岡は、昭和30年代からタイムトリップした人のようなことを言っている。
ゴロを正面で捕るのは、体の側面で捕るよりも次の対応が遅くなる。駿足の走者には対応できないし、併殺などの成功率も低くなる。今や少年野球でも、バックハンドやジャンピングスローの練習をする時代だ。

丸刈りの件は言うまでもない。大学野球で丸坊主の大学など、今はほとんどない。大学生にもなって丸刈りを我慢して野球するのは、あほの子だろう。

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噴飯ものである。江戸時代からトリップした侍が「なぜ、今の男はちょんまげを結わぬ。刀を差さぬ」と言っているようなものだ。

これも早稲田出身の仁志敏久は「『俺らの時代は』はガラクタ」と言っている。今の野球には昔の指導法は役に立たないのだ。自分たちが育った時代の野球論を振り回す指導者への警鐘だ。

廣岡達郎は「大ガラクタ」だと思う。

先週は松坂市で道路からはみ出た看板や旗を切ったり捨てたりしている89歳の老人が話題になったが、突如怒りっぽくなったり、周囲を非難しはじめるのは痴呆の始まりと言われている。広岡もその可能性があるのではないか。

ベーマガは今の野球界の動きをほとんどとらえていないし、関係者は何も期待していないが、廣岡は、もっと頭のいい出版社がお笑い草として利用する「炎上アイテム」だ。
「本気の野球論」であるかのような掲載の仕方は、迷惑でしかない。小宮山悟監督の困惑が目に浮かぶ。

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