ブログは「ネガティブ」な内容のほうがアクセスが上がる傾向にあるのだが、ビッグニュースに関しては間違いなく「ポジティブ」のほうが、飛距離がある。無理やり褒めてもアクセスは上がらないが、みんなが讃えたいと思う出来事は、ちゃんと褒めたほうがいいのだ。当たり前だが。
そういう観点で見れば、日曜日朝の張本勲は、誠に残念だった。「あっぱれ」は、出さなかった。

「運が強いね。(サイクル安打は)力だけじゃないからね。ホームランを打たなきゃいけない。足が速くなきゃいけない。三塁打が難しいから」。
「アメリカのピッチャーは質が落ちたね。(大谷に続いて)2日連続でサイクル安打をした選手(インディアンス・バウアーズが14日に達成)がいるんですよ」


このコメントは、野球好きの誰も喜ばないコメントだ。張本はついでに

「私は20歳でやってますから」とドヤ顔で言ったが、80歳近いじじいの言うべきことではない。

yankee


60年前のNPBは、アメリカのマイナーリーグよりも弱かった。身体的にも技術的にもMLBから見ればままごとのようなものだった。
もちろん、張本のサイクル安打は立派なものだが、MLBでの大谷翔平のサイクル安打に比べてレベルが上だとは絶対に言えない。



サイクル安打が「運」の要素が大きいのは、間違いないが、イチローも松井秀喜も達成できなかったこの記録を、24歳の大谷があっさりと達成したのは、偉業としか言いようがない。ケチをつける要素など一つもない。

こういうときに
「いや、私も20歳でやったけど、難しいんだよね。特に三塁打が。私も若い時だからできたけど、大谷はすごいね」
とでも言っていれば、少しはイメージも良くなったはずだ。

張本勲は、MLBに関することは、何でもくさすが、言い換えればそれは「日本でしか通用しなかったローカル選手」だったことを自ら認めるようなものだ。

kouryuu0617


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