スポーツドクターが口をそろえて言うのは「野球は指導者のレベルが低すぎて話にならない」ということだ。
一般的な日本の高校野球の指導者は、伝統的な技術論は教えることはできる。また、作戦、戦術もよく知っている。それらは、自分が教えを受けた指導者や、先輩指導者の流れをくむものだ。そして「甲子園」を目指すためのノウハウだといってもよい。
さらに、選手を服従させるための「精神論」もお得意だ。父母や先輩への感謝、礼儀の大切さなどを、選手に執拗に求める。直接は言わないが「俺の前にひれ伏せ」ということだ。

そういうのはうまいが、選手の健康面についてはほとんど知らない。高校の有名監督で、スポーツドクターの指導を受けたり、科学的なトレーニング法を取り入れたりする監督は少数派だ。コーチングなどを専門的に学ぶ人も少ない。
そしてさらに深刻なことは、スポーツマンシップを知る指導者はほとんどいないということだ。
そもそも「何かを学ぶ」という知的な活動をほとんどしないまま指導者になった人も多いのだ。
そういう「ガテン系」指導者もまだたくさんいる。
高校野球の監督の大半は、「球数制限」論がなぜ起こったのか、どういう意味があるのか、予備知識が全くない。こういう指導者に「球数制限」について聞けば、今までの自分の指導理論を肯定するために、全否定するのが普通だ。是非の問題ではなく、保身あるいは、自己肯定のために「球数制限」を否定しようとする。

高校野球に対する世間の風当たりは強くなっている。指導者やそのことを肌身にしみて感じているから、余計に頑なになる。
「球数制限」について否定することが、自らのアイデンティティを守ることになっているので、頑迷さはさらに深まる。
メディアは指導者にアンケートを取って数字を出して、何かを示唆しているかのように言うが、現在の指導者に話を聞くのは、ほとんど意味がない。
「球数制限」など高校野球改革を推進するのは、すなわち、指導者としては不適格な「野球しかしらないおじさん」を排除することになると思う。
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高校野球の監督の大半は、「球数制限」論がなぜ起こったのか、どういう意味があるのか、予備知識が全くない。こういう指導者に「球数制限」について聞けば、今までの自分の指導理論を肯定するために、全否定するのが普通だ。是非の問題ではなく、保身あるいは、自己肯定のために「球数制限」を否定しようとする。

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どこまでも行っても、有識者に現場には踏み込まれたくないという自己防衛、保身のあがきを感じる時があります。
このコラムを読まれた方々はどう感じたでしょうか。
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