2010年以降の各球団で最多セーブを挙げた投手を並べてみる。
各球団の救援台所事情が一目瞭然だ。
パ・リーグ
この表でセーブ数が20未満のチームは、クローザーが固定できなかったとみてよい。他に10セーブ前後の投手がいる。
クローザーはセットアッパーとは異なり、複数を併用するのが難しい。最終回を締めくくるという厳しい環境に適応できる投手は限られているし、持ち場を固定するほうが良いのだ。
ソフトバンクは馬原が低迷してからクローザーが固定できず苦しんでいたが、サファテを得て盤石になった。そのあと森が出た。
日本ハムは武田久から増井まではうまくいったが、その後が定まらない。
西武はやりくりに腐心していたが高橋朋己のあと、増田達至が出て安定。球威がある。
オリックスは平野のMLB挑戦の後、うまく増井を獲得した。しかし今季は苦しんでいる。
楽天はリーグ一のクローザー、松井裕樹が今季復活。
ロッテは久々に益田が元気だがまだ「確定」とまではいえない。
1人に負担が貯まる分、故障するリスクも高い。クローザーの起用には細心の気配りが必要だ。
えっ!もう降板!!2|1回未満の先発投手2002~2019・球数多い順
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ただ、起用方法がずいぶんと硬直化している印象も。例えば8回に相手の主力打者を抑えないと勝てないといった場面では、最終回にこだわらずに最も信頼性が高い救援投手を登板させた方が良いのでは?と思うこともしばしばあります。
まあ、投手交代を判で押したように固定化しておいた方が、ブルベンでの調整はやりやすいし、ベンチも頭を悩ませなくて済むというメリットはあるとは思いますが。
baseballstats
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