日刊スポーツ
右ヒジ痛なんの!北陵・中尾、気合の6回0封/佐賀

右肘を痛めている北陵(佐賀)のエース中尾秀虎投手(3年)が、痛み止めの注射を打って初戦突破に導いた。
(中略)
昨秋の県大会で右肩、九州大会後に右肘を痛め、注射なしでは今も痛むが「投手があと3人いるので最初から飛ばしていける。(痛みは)アドレナリンで大丈夫です」と笑った。


肘に痛みがあれば、靭帯が損傷しているから投げてはいけない。投げ続ければ肘の剥離骨折が起こったり、靭帯が断裂する可能性もある。
注射したということは、医師の診断を受けたということだ。しかし、この医師はドクターストップをかけることなく、痛み止めの注射を打った。治療ではなく、症状が悪化するのを看過したのだ。

大野倫が沖縄県大会で、損傷した右肘に痛み止めの注射を打って甲子園まで行ったのは、28年前のことだ。いつまで同じことをしているのか?佐賀県はそんな後進県なのか?

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この記事のもう一つの問題は日刊スポーツだ。このメディアは、鈴木大地長官のかなり過激な高校野球改革論を掲載していた。それを見る限り、高校野球への問題意識があるかのように思えるが、その日刊スポーツが、こんな馬鹿な記事を書く。

氏原英明さんによれば、「球数制限」など、高校野球の健康問題に知識、関心があるのは日ごろ密着取材していないジャーナリストや外部の人であって、現場密着のメディア、ライターはこういう現状を何とも思っていないとのことだ。たとえ問題があると思っていても、取材拒否をされるのが怖いので、書かないし黙っているという。
これは、スポーツというより「言論」の問題だろう。メディアが自身で「善悪」「正否」の判断をしなくなれば、その存在意義はなくなってしまう。

結局、「球数制限」の問題も、メディアの多くが押し黙って、サイレントマジョリティに加担することで、事態は動かない。
大義も理屈もへったくれもなく、既得権益が守られる。これがまともな先進国かと思う。犠牲者は高校球児たちだ。

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