今日は図書館で仕事をしようと思っていたが、この人がどういうかが気になって家を出るのを少し遅らせていた。

「サンデーモーニング」
村田諒太の話などがあって、昨日のオールスターの話題に。
張本「予想された内容でしたね。打者有利ですよ、球が飛ぶしね。ただ雨が降っていて、よく最後までお客さんが見てくれた。うれしかったですね。それとピッチャーが気を入れて投げないから。成績関係ないから。ほとんど80パーセント真っ直ぐだからね。そりゃバッター打ちますよ」
ゲストの田尾安志「たのしいですしね。あと、もしセリーグがやられていると喝が入ったんですけど」阪神近本光司には張本は「元々、バッティングはいいんですよ。リーグは2割6分ぐらいですけど、ただちょっと右の足が上げすぎて、左の手が入りすぎているよね」
田尾「グリップが離れ気味だったが、この5の5はなかなか打てない。後半戦はまた活躍すると思います」


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近本の「忖度サイクル安打」には、まったく触れず。
張本勲は、閑古鳥が鳴いていたみじめな時代のパ・リーグの主軸打者として、15回もオールスターに出場している。野村克也や大杉勝男、長池徳二らと打倒セ・リーグ、打倒巨人に闘志を燃やしたはずだ。
初めて出場した1960年の第3戦では1回に国鉄の村田元一から決勝3ランを打ってMVPに選ばれている。

そのころの真剣なオールスターゲームを知る張本には、今回の情けないオールスターゲームに「喝」を入れてほしかった。

しかし、彼はそのことには一切触れず。要するにテレビが触れてほしくない内容には触れないのだ。

昨日のオールスター戦の中継はテレビ朝日だった。TBSは無関係のようだが、テレビ局各社は「スポーツ中継で事を荒立てたくない」という共通認識がある。
おかしなプレーがあっても、不正があっても、それを局側から指摘することはしない。外部の有識者や関係者がそれを指摘して
「こういう批判をしている人がいます」と初めて紹介する。
おかしなことは「見なかったこと」にして、翼賛報道を続けるのだ。

張本が言いたい放題しているのをテレビが許しているのは、テレビ局ではなく、張本個人の意見だからだ。そしてオールスターの批判ができなかったのは、すでにTBSを含む全局が、近本のサイクル安打を「絶賛、いい話」にしてしまったからだ。
張本が異論をはさむと「テレビ局の総意」に反してしまう。おそらく番組の前に「張さん、近本のサイクル安打の話はなしですよ」と耳打ちされていたはずだ。

当日の中継では、前田智徳が「今のオールスターはこんななんですね」と思わず本音を漏らした。
古田敦也も言葉少なだった。

野球人たちも、おそらくは張本勲も、昨日のパの野手のプレーは「おかしい」と思っていたはずだ。
しかし、それを口に出せない空気が、今のメディアにはあるということだ。


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