「スポーツ業界の歩き方」という著書で知られる河島徳基さんは、元阪神の通訳だが、今はスポーツ業界に特化した、人材紹介の会社「RIGHT STUFF」を運営しておられる。

いろんな会合で何度かお目にかかったが、「佐々木朗希をめぐる問題」について、このほど胸のすくような意見を表明した。

詳細はこちら 子どもたちのスポーツの環境に関して で見ていただきたいが、論旨を紹介する。

河島さんは4つの視点から意見を述べている。

① 子どもたちのスポーツをする環境で一番重要な事は「安心・安全」である
② 子どもたちは誰のためにスポーツをするのか
③ NPBはこの件に関してなぜ傍観しているのか
④ 上記の点も踏まえ、このままの仕組みでいいんだっけ?


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①は、今の高校野球で一番欠けている視点だ。何せ「故障してもいいから投げろ」という指導者や親がいるのだから。この時点で、高校野球はスポーツとしての必要条件を逸失している。
「安心・安全」という前提はいかなる要素、例えば「勝利」、よりも優先されるべきものです。
おっしゃる通りだ。

②もおかしなことになっている。スポーツはまず自分のためにやるものだが、日本ではずっと学校や、親や指導者のためにやってきた。今はそこにメディアや興行主もいる。
大雑把な言い方になりますが、高校生を無償で戦わせてコンテンツ化し、その周りでビジネスをしている大人がいるという事です。
彼らが、高校球児を「消費」しているのだ。

③は私にはない視点だった。NPBは、過去にアマチュア野球と激しく対立した過去がある。プロ野球側にその非があったために、今では高野連に対しては腫物に触るようにしている。
しかし高校球児のトップクラスはほぼ間違いなくプロに行く。NPBは生来の人材の保護のために、高野連に働きかけよ、せめて、子ども達を守るためにNPBとして何らかのアクションをとって欲しい、と言っている。

④そして、高校野球の現状は変えなければいけないということ。
新しい時代は、誰か・何かを犠牲にして、皆が横並びで誰かに言われたことをわき目もふらずひたすらやり抜く時代ではありません。
本当にそうだ。今は日本中に「かんかんになる人たち」がいるようだ。今日から炎天下の中、甲子園が始まるが、熱に浮かされて冷静な判断ができなくなっては困るだろう。


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