昨日の「TVタックル」は嫌な予感がしていたのだ。野々村直通さんが座っていたから。

この先生は去年の春に何度か話を聞いた。熱血先生だったが、センバツ高校野球の「末代までの恥」という例の失言について聞いたわけだ。
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“21世紀枠の学校に負けたのは末代までの恥”

言っていることは「昭和」だが、いかにも「学校の先生」らしい深みのある言葉。愛弟子の元ソフトバンク、DeNAの白根尚貴や、阪神の糸原健斗のことを話すときは、彼らがかわいくて仕方がないという感じだった。
ただ取材の時も「〇〇ママみたいなおかま野郎が、教育を語るとは、どうなっとるんだ」とか、怖い言葉がビンビン飛び出した。この先生も教育評論をしているけど、メディアは怖くて使えないだろうと思った。

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テレビでは、例の自慢の着物を着ていた。
案の定、昨日も大船渡、佐々木朗希を決勝で投げさせなかったことに反対の意向を表明。投げさせて「限界を超える」ことで成長することもあるといった。

野々村先生は「アメリカは何でもかんでもデータで行くが、日本は違う」と言った。横の本郷和人東大教授が「でも戦ったらアメリカの方が強いですよね、日本は何で勝つんですか」と突っ込んだら「そりゃ精神力だ」と言った。あちゃー、である。

広岡達朗も、張本勲も、そしてこの先生も、おそらく「野球医学」の本は1ページも読んでいないのだろう。馬見塚尚孝先生の「野球医学の教科書」シリーズをはじめ、今は本当にたくさんでているのに。



それに、MLBのデータ関係もたくさん資料がある。「ピッチスマート」もそうだし、投手の健康被害についてもいろんな本が出ている。

なぜ、おじいさんたちは、簡単に入手できる資料にさえ目を通さず、カビの生えた持論を展開するのだろうか?優秀な人たちだから、読めば理解できるはずだ。そのうえでなお、反論をするのなら、それはそれで有意義な議論になると思うのだ。

野々村先生も含め、みんな大きな社会的影響力がある。発言には「責任」がある。だから、資料にも当たらず、勉強もしていないことを話してはいけない。



私が「球数制限」を書いたのも「情報の非対称」を痛感したからだ。
つまり、一方は科学と数字に基づいて主張しているのに、もう一方は自分の経験と、とっくに賞味期限の過ぎた古い理屈で対抗している、その不毛さを何とかしたいと思ったからだ。

先生、ちょっとは勉強しようよ!


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