こういう質問をいただいた。確かにサスペンデッドゲームは良い選択肢だと思う。

野球におけるサスペンデッドゲームとは、照明のない球場での日没や雨天などの事情で、試合がこれ以上続行できないときに、日を改めてその試合の次のイニングから試合を始めることだ。
サスペンデッドゲームの利点は選手への負担を軽減しつつ決着をつけることができることだ。

タイブレークも延長戦での選手の負担を考慮して考案されたルールだが、得点圏に走者を置いての試合であっても、展開次第では延々と続くことがある。サスペンデッドゲームは、1日以上時間を空けることで、選手の体力チャージができるので、こちらの方が選手の負担も少ない。
また引き分け再試合は、どれだけ点差があいても9回までやらなければならないから、選手の負担は大きくなる。

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アメリカではMLBもサスペンデッドゲームを実施しているが、日本はプロもアマもほとんどやっていない。
その最大の理由は「球場のスケジュールが自由にならない」からだ。アメリカではMLBもマイナー球団も自軍で本拠地を持っている。だからサスペンデッドが決まれば、都合の良いところに再開後のゲームを組み入れることができる。
しかし日本ではNPBでも自社で本拠地を保有していない球団がある。また自軍の球場でも稼働率を上げるために、試合がない日にびっしりと予定を入れてしまうことが多い。
アマチュアの場合はなおさらだ。高校野球では甲子園を借りることができる期間は厳格に決まっている。そこに新たな予定を入れるのは非常に難しい。

それに加えて、高校野球の場合「応援団の都合」がある。応援団は日帰りかせいぜい一泊で球場に駆け付ける。勝ち進めば長期滞在になるが、負ければすぐにでも帰ることになる。サスペンデッドゲームになって、翌日や数日後に突然試合を組んでも、応援団は即応できないのだ。

私は応援団は野球の本質とは関係がないので、応援団の都合など考えずにサスペンデッドゲームにすればいいと思うが、それ以外の理由もあって無理なのだ。

アメリカに比べて日本の野球は「リッチではない」としみじみ思う。

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