シーズン開幕前から、この体制での女子プロ野球リーグは今季限りだ、とのアナウンスが有った。
女子プロ野球、経営危機の報道
この報知の記事は的確。

女子プロ野球存続へ、必要なのは「わかさファースト」から脱却する覚悟


太田幸司スーパーバイザーが発表した内容は、公式サイトにまとめられている。

●新規参入企業の募集について

今季の来場者数、収益実績としては依然として厳しい状況が続いている。その中で、来季以降継続をしていくため、公益性、社会性を高めるために、新規参入企業の募集を改めて発表した。募集条件としては、まず第一に、女子プロ野球リーグの理念である「女子硬式野球の普及と発展」に賛同いただき、協力いただける企業、団体様であること。
細かな条件については、手を挙げていただいた企業、団体様と協議を重ねていく方針。

●来季以降継続の意向

来季以降継続していけるよう、様々な体制、方法を視野に入れ、次の10年を歩めるよう取り組んでいく。

●冬季リーグ(MIXボール)について

本年度(2019年)冬季リーグとして開催する予定であったが、本年度での開催は現在の状況(収支面含む総合的判断をもとに)を踏まえて、来季以降継続実現を最優先事項とし、冬季リーグ(Mix-Ball)の実施は来年度以降再検討していく。


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女子プロ野球は実質的に、株式会社わかさ生活1社で立ち上げた。当初2球団だったものを4球団にしたが、全球団ともにわかさ生活の資本であり、最近は選手もわかさ生活の社員となっている。

この間フランチャイズも移動し、チーム編成もリーグ戦の形式も変わった。かなり恣意的な印象があり、批判的なファンも多かった。また有名選手の突然の解雇などもあった。

昨年、栃木ゴールデンブレーブスを運営する人材会社エイジェックが球団運営に参画しようとしたが、拒絶された。その流れの中で川端友紀が移籍している。プロからアマになった今のほうが待遇は遥かに良いようだ。

わかさ生活としては、女子プロ野球を立ち上げたからには先行者利益を独占したいという意図もあったのだろう。女子野球漫画を出版するなどプロモーションも行ってきたが「力不足」という感は否めない。

挙げ句に今回の事態だ。ちょうど四国アイランドリーグが、2006年に4球団が個別の経営に変わったのと同じ状況だが、今回はわかさ生活側が「女子の硬式野球の普及発展を一緒に目指していただく」としている。リーグ運営者としてのハンドリングをわかさ生活側が担保して、「自分たちの言うことを聞く」企業に参入してもらおうという腹づもりのようだ。

かなり虫がいい話だと思う。経営母体から見直して、一からリーグを組み立てない限り、存続は難しいのではないか。
わかさ生活は、野球好きの経営者が独断専行でここまでやってきて、失敗したわけだ。もう無理だと見るべきではないか。

せっかく女子野球が盛り上がっている最中に、プロリーグの存続危機である。わかさ生活には、100億円というサンクコストへの未練があるのだろうが、せいぜいスポンサーとして残る程度で、あっさり手を引くほうが、うまくいくと思うが。

「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|8月25日まで


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