「そんなんで世界一取れるんか! 虚勢を張んな。上っ面なんていらん。そんな甘ないんじゃ!」
サムライジャパンの仲井宗基ヘッドコーチ(八戸学院光星監督)が、バスの中で選手に怒鳴ったという。いまだにこんな空気なんですか?U18は。虚勢を張っているのはこの人じゃないの?

昨日の試合は、気の毒ではあった。ビデオ判定の結果は誤審ではないかと思えたし、何度も中断をして集中力が途切れた。

日本の高校野球は攻守の切り替えが早いし、2時間ちょっとで試合が終わる。それを見慣れていると、なぜこんなにだらだらするのか、と思ってしまう。
国際大会はCMの都合などで攻守交代にたっぷり時間をとる時があるし、そうでなくても長い。
一昨日の試合、攻守交代は2分だったと思うが、それでも高校野球に比べれば長く感じた。また5回のグラウンド整備はたっぷり8分もかけていたが、その必要があるのかと持った。
昨日も雨が降ってくると砂を入れるためにタイムがかかった。スタッフが悠長に砂を入れていたが、雨が強くなっているし、焼け石に水ではなかったか。
MLBの試合でもそう感じたが、世界の野球は時間を気にせずゆっくり試合をする風潮があるのではないか。「時間が長い」のは、野球が嫌われる大きな理由だと言われている中で、4ボールを3ボールにするなど、ルール改正をする以前に、選手、運営者の意識の変革が必要ではないか。

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それはともかく、機帳のU18大会は、一箇所ですべての試合が行われている。向こうのグラウンドから大歓声が起こるのが聞こえたりする。色んな国の選手や応援の観客が、会場内を行き来する。スペインチームなど、家族が選手を取り巻いて大騒ぎしていたし、台湾の応援団も熱が入っていた。
「お祭り」なのだ。選手は、勝つことも大事だろうが、こうした雰囲気に慣れて、他の国の選手と交流したり、視野を広めることも大事だと思う。国境を超えたスポーツマンとしての「自覚」を涵養するのも重要な目的だったと思う。

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「そんな甘いこと言ってるから負けるんだ」日本の指導者はそういうだろうが、負けたって別に構わないじゃないか。そもそも、日本は、毎回目を三角にして試合をした挙げ句、負けているではないか。いい加減に、意識を変えないといけないだろう。高校野球は、今後、長い人生を送る高校生たちにいろいろなことを学ばせる機会であるはずだ。馬鹿の一つ覚えみたいに「勝つこと」ばかり吹き込んで、子どもたちが周りを見渡すゆとりを奪ってしまっては、わざわざ飛行機でここまで来る意義など半減してしまう。

「これは遊びじゃない!」、いえ、「遊び」です。「甘ないんじゃ!」いえ、甘いです。スポーツですから。U18 侍ジャパンの選手たちは、笑顔でのびのびプレーしていたのに、大人がそれに水を指してどうしようというのだろうか?ミスを叱るなんて最悪である。

高校野球で一番ダメなのは、寝ても覚めても「勝つこと」ばかり考えている指導者だ。こういう指導者だから選手は実力を発揮できないし、勝つことも出来ないのだ。

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「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|8月25日まで

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