昨日、プサンからソウルに向かった。私はソウルには何度か行っているが、KTXなどない時代だった。

KTXはフランスのTGVがベースだ。新幹線とは全く違う。ただしチケットは「シンカンセン」と言えば通じる。

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その乗車、降車のスムースさは日本をはるかに上回る。切符は飛行機のチケットと同様、検札は一切ない。
駅でミックスナッツとコーヒーを買ったが、ナッツの袋をどうしても開けることができない。もたもたしながら「ナッツ姫もこうだったんじゃないか」と思っていたら、隣の席のおばさんが「かしてみな」と手を出してきて袋を真横に割くように開けた。恐れ入った。チケットを買っても自分の席に行けないし、ナッツさえもまともに食べられない。韓国の人にお世話になりっぱなしである。

ソウルからの移動も素晴らしくスムース。降りてすぐ横からKORAILソウル1号線に乗れる。交通カードを買っていれば切符もいらない。1時間で宿につき、そこから30分でコチョクのスカイドームに行った。雨が本降りになっていたのでソウルの他の2試合は中止になっていた。

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韓国唯一のドーム球場。何となく体育館のような印象だ。試合はキウム対サムソン。キウムは昨年までネクセンだったチーム。

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私はなるべく球場全体が見渡せる席に座るようにしている。一塁側の2階席を買った。9000ウォン、安い。
しかし、この球場は、平面積が小さくて、2階席は1階席にかぶさるように作られている。だから2回に上がると1階席が全く見えない。応援団は全く見えないで音だけ聞こえてくる。
これはまずいと思ったので、そのまま3塁側まで移動した。この日も入りは悪い。6600人だった。

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キウムの3番は「韓国のイチロー、イジョンボムの息子のイジョンフ23歳。背番号は「51」だ。ジョンボムはイチローより年上だったから、ちょっと不思議な感じだった。しかしイチローに子供がいれば、そろそろデビューしていてもおかしくない。

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また4番にはツインズにいたパクビョンホが帰ってきた。ツインズはマイナー契約でメジャー昇格できず。結果的に中島裕之みたいな境遇だった。

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試合は前日も見たサムソンとの対戦。キウムは3位、サムソンは8位だが、この日もサムソンが有利に試合を進める。それでも7回までは1-0だったが、キウムは救援のハンヒョンヒ、キムソンミンが打ち込まれた。ハンは昨年は先発。KBOではこうした配置転換が結構多いようだ。

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サムソンは先発のパクチョンヒョンが好投

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ビールは売店のサーバーで冷たいのを買うことができる。アサヒスーパードライだった。売店は少なく、売り子も見なかった。

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日本のプロ野球に比べると、観客の動員も球団の設備も見劣りするというのが率直なところ。

しかし球団主導による応援はこちらも派手だった。

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ソウルに移動しても「反日」の気配など全くない。テレビでは「福島の食べ物」のニュースを伝えていたが、巷で特記すべきことはなかった。

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「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|8月25日まで

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