チャムシル球場は「KBOのメッカ」と呼ばれている。1982年竣工だから古いが、88年のオリンピックでも使われた歴史ある球場だ。

私が泊まっている富平から鉄路の移動は1時間強、でも乗り換え1回だから便利である。江南やソウル大の沿線だ。
外観は古いが、球場はこれまた素晴らしい芝生だ。日本には内野が天然芝の球場は非常に少ない。韓国プロ野球は、創設時からこんな球場で野球をしてきたのだ。

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この球場はLGツインズと斗山ベアーズの2球団が本拠地にしている。昔はNPBでも東京ドームを巨人と日ハムが本拠地にしていた。日ハムと巨人はリーグが違ったが、KBOは1リーグだから日常的に対戦する。8日の試合は、まさにその試合だった。いわばソウルダービー。LGの主催試合。
斗山はKBO屈指の強豪だが、LGは下位低迷している。

通常KBOの球場は、ホームチームだけがステージが設けられ、球団が運営するチアリーダーが登場する。ロードチームは、個人的な応援だけだが、チャムシルでは両チームともにステージがあって、チアリーダーが出てくる。そしてここでは、球場全体が応援合戦になる。すさまじい大歓声が試合の間中鳴り響く。LGと斗山のチアリーダー。

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こんな写真、お父さん好きでっしゃろ。サービスしました。

チアはMC1人とチアガール4人に決められているようだ。4試合見たが、全部そうだった。

試合は、斗山が3回に犠牲フライで先制するが、裏に今売り出し中のチェ・ウンソンが逆転の2ラン。

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テレビでKBOの試合をずっと見ていたが、こちらは、片手一本で振り回す打者が多い。少し日本と違うように思う。LGのユニフォームは、近鉄バファローズに似ている。

あとは両軍ともに走者を出すが、点は入らず。

この試合はいっぱいではなかったものの、観客がたくさん入っていた。

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感心したのは、お客が応援しながらも試合に集中していたことだ。一投一打にものすごい歓声がわく。NPBの場合、応援団は相手の攻撃のときは試合を見ていなかったり席を外したりするが、この試合では守備側も声援を送っていた。
NPBで私は「野球を見に来たのか、応援だけしにきたのか」わからないお客にいらだちを感じているが、こっちのお客は応援しながら野球を楽しんでいるように見えた。

9回、LGは今季クローザーになったコ・ウソクが登板。

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2死一塁で斗山はキャプテンのオ・ジェウォンが代打で出るが、二飛に終わる。客席から長い溜息。

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このあと、LGファンは、球団の歌を歌い上げた。

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ずっとこんなのでは、落ち着いて観戦できないとも思ったが、ソウルの人たちの「一生懸命試合を
楽しむ」姿勢は一本気で好感がもてた。

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日本で言えば、甲子園みたいな盛り上がりだったと言える。また行きたいなと思った。

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「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|8月25日まで

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