東京にいた1日を挟んで全部で10日間、韓国にいた。不快な思いは全くしなくて済んだ。むしろ、心が温まるようなことがたくさんあった。
しかしメディアはそうではない。韓国のテレビが報じる「日本」は、安倍政権と日本のメディアの「嫌韓報道」だけだ。日本の他の出来事には一切触れない。前にも言ったが、NPBのことは全く報道していない。
台湾では日本のNHKやBS、民放も普通に見ることができるか、韓国では日本の映画もドラマもやっていない。漫画は「くれよんしんちゃん」を1度だけ見た。法律で日本文化の流入には制限がかけられているからではあるが、日本という隣人を、メディアは「ないもの」にしようとしているように思える。
プサンでもソウルでも日本車は見なかった。ヒュンダイや起亜など韓国車か、BMWなどの欧米の車だけだった。
球場の広告は、蚕室にデサントの告知があったが、それ以外はすべて韓国だった。
しかし球場では「名探偵コナン」の音楽も流れていたが。
空港へ向かう列車では「竹島(独島)は韓国のもの」というキャンペーン映像が流れていた。Korean Know Truth, Japanese Know Truth, World Know Truth という強いメッセージだった。
政府やメディアが神経質なほどに「日本」を隠し、日本を敵視している中で、市民は冷静なように見えた。少なくとも、日本人だとわかって、感情的になる人はいなかった。
私は前に、日本人だと気づかれていないのか、と書いたが、そうではないかもしれない。
韓国の鉄道では、電車の車内にチラシ配りや物売りの人が乗り込んでくる。車内で啖呵売めいた商売をするのだ。その人たちは社内の一人一人にセールスをしていくが、私は飛ばされることが多かった。「あ、こいつは違う」と気づいたのだろう。
韓国は日本よりも物価はかなり安い。電車賃は驚くほど安いが、生活水準はよく似ているし、衛生観念も似たレベルだから非常に暮らしやすい。また、日本語が通じる人も多い。
町中ハングルだらけで判別できる文字は限られているが、鉄道網は合理的に整備されているので迷うことはほとんどない。この点、台湾とは好対照だ。あちらは鉄道の乗り継ぎがよくないから、ついついタクシーを使ってしまう。
U18高校球児は食べるものに苦労したようだが、私は食事は何を食べてもおいしかったし、しかも安かった。もともとコリアンフードが好きだったこともあるが、ごはんなどは日本とほとんど同じだと思った。
KBOは、日韓の問題が始まるしばらく前から、日本に選手を送らなくなっている。そのためもあるだろうが、日本も韓国も、互いの国の野球に冷淡だ。
私はこのブログで韓国の野球も時々紹介するが、読者の反応は極めて鈍い。日本のファンは韓国野球に興味がないのだろう。
しかし、今回の訪問で、日韓は野球で連携すべきだと思った。今、NPBは平均観客動員ではMLBを抜いて1位になっている。NPBが約2.8万、MLBが2.6万、3位はKBOで1.2万程度。少ないとはいえ、世界第3位のプロ野球リーグを持っているのだ。観客動員も800万人を超え、非常に人気がある。プロ野球の愉しみ方も両国はよく似ている。実力もかなり近づいてきた。
飛行機で行けば、ソフトバンクが日ハム戦に行くのとさして変わらぬ時間で遠征できるのだ。
CPBLは、観客動員でも実力でもまだNPBとはかなり差があるが、NPBとKBOならかなり面白い展開になりそうだ。交流戦をすればいいと思う。
国家同士、政府同士の日韓対立は、いいことは一つもないが、プロ野球での日韓対決は市場は広がるし、新たなコンテンツも創設できるし、いいことばかりだと思う、それが両国対立の雪解けにつながれば最高だが。
「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|8月25日まで
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私は前に、日本人だと気づかれていないのか、と書いたが、そうではないかもしれない。
韓国の鉄道では、電車の車内にチラシ配りや物売りの人が乗り込んでくる。車内で啖呵売めいた商売をするのだ。その人たちは社内の一人一人にセールスをしていくが、私は飛ばされることが多かった。「あ、こいつは違う」と気づいたのだろう。
韓国は日本よりも物価はかなり安い。電車賃は驚くほど安いが、生活水準はよく似ているし、衛生観念も似たレベルだから非常に暮らしやすい。また、日本語が通じる人も多い。
町中ハングルだらけで判別できる文字は限られているが、鉄道網は合理的に整備されているので迷うことはほとんどない。この点、台湾とは好対照だ。あちらは鉄道の乗り継ぎがよくないから、ついついタクシーを使ってしまう。
U18高校球児は食べるものに苦労したようだが、私は食事は何を食べてもおいしかったし、しかも安かった。もともとコリアンフードが好きだったこともあるが、ごはんなどは日本とほとんど同じだと思った。
KBOは、日韓の問題が始まるしばらく前から、日本に選手を送らなくなっている。そのためもあるだろうが、日本も韓国も、互いの国の野球に冷淡だ。
私はこのブログで韓国の野球も時々紹介するが、読者の反応は極めて鈍い。日本のファンは韓国野球に興味がないのだろう。
しかし、今回の訪問で、日韓は野球で連携すべきだと思った。今、NPBは平均観客動員ではMLBを抜いて1位になっている。NPBが約2.8万、MLBが2.6万、3位はKBOで1.2万程度。少ないとはいえ、世界第3位のプロ野球リーグを持っているのだ。観客動員も800万人を超え、非常に人気がある。プロ野球の愉しみ方も両国はよく似ている。実力もかなり近づいてきた。
飛行機で行けば、ソフトバンクが日ハム戦に行くのとさして変わらぬ時間で遠征できるのだ。
CPBLは、観客動員でも実力でもまだNPBとはかなり差があるが、NPBとKBOならかなり面白い展開になりそうだ。交流戦をすればいいと思う。
国家同士、政府同士の日韓対立は、いいことは一つもないが、プロ野球での日韓対決は市場は広がるし、新たなコンテンツも創設できるし、いいことばかりだと思う、それが両国対立の雪解けにつながれば最高だが。
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お互い、もちろん試合中は熱くなりますけど、ひとたびGame setのCallがかかれば、ファン同士は"お互い良い試合だったね!”と健闘を讃え合うような、非常に清々しいものでした。
当時は李承燁がGiantsにいて、彼は私のお気に入りの選手の一人だったので、韓国のファンといろいろ語り合った記憶があります。(北京オリンピック準決勝の岩瀬から打った2ランは、さすがに複雑な気持ちでしたが)
こういう時だからこそ、日韓文化交流、大切だと思います。
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