日刊スポーツ
幕張ジャックでレジェンドを送り出す。ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)の引退セレモニーが23日に行われる。それを受け22日から24日までZOZOマリン最寄り駅のJR海浜幕張駅とその近隣地域でさまざまな取り組みを行い、盛り上げる。

今季の福浦は一軍ではプレーせず。二軍では13試合12打数3安打2二塁打3打点、打率.250だった。

昨年は、2000本安打きっちりでシーズンを終えた。明らかに衰えが見えたので、このまま引退かと思われたが、そうはせず、もう1年、コーチ兼任で現役続行。しかし一軍には姿を現さず。二軍でも13試合だけだった。

キャリアSTATS 2010年までとそれ以降のトータルの数字

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この1年は福浦にとって、何だったのだろうか?
引退の踏ん切りがつかなかったのか、それともコーチとして何らかの任務を帯びていたのか?コーチだけ菜から選手登録は必要ない。
実質的に戦力ではなくなった選手が、貴重な70人の選手枠を占め続けた理由は何なのだろうか。

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しかも1年間姿を現さなかった選手の「引退試合」をするという。気の抜けたビールのようなセレモニーでロッテファンはまた感動するのだろうが、この「1年は何だったのか」ということには、ちょっと思いを致すべきではないか。

「もう引退してほしい、でも功労者なのではっきりと言えない」という球団と「もっと現役を続けたいけど無理して2000本を打たせてもらったから、強くは主張できない」という福浦の気持血の結果として「エアポケット」に入ったようになったのではないか。

今季は割と早めにリリースや引退の情報が出てくるが、プロ野球選手は昭和のサラリーマンではない。どんなに長くチームにいても、役割を果たせなくなればクビになるのが宿命だ。

こういう気持ちの悪い「選手晩年」を送って、福浦は今、何を思っているのだろうか。
選手生活を退く決心は難しいものとは思うが、客観的に見て戦力になっていないと思えたなら、やめるか退団するかを自分で決断すべきだ。


ルーキー最多安打レース・2019

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