韓国の10月の平均の最低気温は11度、最高気温は22度。日本よりも5度ほど低い。それもあって、KBOの各球団は日本に秋季キャンプに来ていた。
1982年の創設以来、韓国プロ野球は38シーズン目だが、まだNPBから学ぶところも多く、そういう目的もあって秋季キャンプを日本で行ってきた。
昨年でいえば10球団のうち、サムスンと起亜が沖縄、ハンファ、斗山、KTが宮崎、LGが高知、SKが鹿児島と7球団が日本で秋季キャンプを張っていた。
しかし今季は、SKが保留だが、他の6球団は秋季キャンプの中止を決定している。
秋季キャンプはアジアのプロ野球しか行わない。
MLBはシーズンが終われば、翌年2月中旬まで、選手は長いオフに入る。最近は球団の承認を得てカリビアンシリーズや他のウィンターリーグに行く選手も多いが、日本はシーズン終了後も11月末まではユニフォームを着て練習や試合をしている。
目的は「若手の技術習得」。NPBの場合、春季キャンプと違って全員参加ではない。
またこの期間中に宮崎では若手選手を中心としたフェニックス・リーグも行われる。ここにはNPBのほか、四国アイランドリーグPlusの選抜、そしてKBOからハンファ、斗山、KTが参加していた。
韓国のプロ野球にとっては、貴重な選手育成の機会を失うことになる。台湾にキャンプ地を変える球団もあるだろうが、急なことでもあり、十分な環境を整えるのは難しいだろう。
参加しない理由はただ一つ。
「韓国国内の情勢を考慮すれば、日本でキャンプを行うことは大きな反発を招く流れにつながる」からだ。
多くの姿勢の韓国人と同様、KBOの関係者は選手の多くも「日本は許せん」などとは思っていない。しかし、頭に血が上った一部の韓国世論を恐れて日本に来なくなったのだ。
政治がスポーツに暗い影を落とし始めているということだ。両国にとってデメリットしかない。
日本の文科省は、U18ワールドカップに日本が選手を送ることについて「こんな時期だから、ぜひ行ってほしい」と日本高野連に意向を伝えている。日本の方がまだ、冷静な態度をとっている。
春季キャンプでは、KBOチームはNPBにとっても貴重な練習相手になっている。
春までに日韓の野球界は話し合いをもって、日本側は、KBOに対し「今後も受け入れる。歓迎する」ことを明確にアピールすべきだ。
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目的は「若手の技術習得」。NPBの場合、春季キャンプと違って全員参加ではない。
またこの期間中に宮崎では若手選手を中心としたフェニックス・リーグも行われる。ここにはNPBのほか、四国アイランドリーグPlusの選抜、そしてKBOからハンファ、斗山、KTが参加していた。
韓国のプロ野球にとっては、貴重な選手育成の機会を失うことになる。台湾にキャンプ地を変える球団もあるだろうが、急なことでもあり、十分な環境を整えるのは難しいだろう。
参加しない理由はただ一つ。
「韓国国内の情勢を考慮すれば、日本でキャンプを行うことは大きな反発を招く流れにつながる」からだ。
多くの姿勢の韓国人と同様、KBOの関係者は選手の多くも「日本は許せん」などとは思っていない。しかし、頭に血が上った一部の韓国世論を恐れて日本に来なくなったのだ。
政治がスポーツに暗い影を落とし始めているということだ。両国にとってデメリットしかない。
日本の文科省は、U18ワールドカップに日本が選手を送ることについて「こんな時期だから、ぜひ行ってほしい」と日本高野連に意向を伝えている。日本の方がまだ、冷静な態度をとっている。
春季キャンプでは、KBOチームはNPBにとっても貴重な練習相手になっている。
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