抜けるような青空。敵地ミネソタ。ダルの好敵手だった西岡剛はいない。西岡はAAAのロチェスターで9試合31打数5安打。ただ5試合連続安打中。
ミネソタ・ツインズ=MINは、アリーグではシアトル・マリナーズ=SEAに次ぐ弱い打線だが。
Darvish-20120414





1回、恐らく多くの人が注目していた初球。ノーワインドアップに戻したダルは、146km/hのカットボールをやや高めのストライクゾーンに投げ込んだ。主審ラピュアーノの手が上がる。ダルだけでなく、日本全国で早起き(夜更かし)している人々がほっとしたのではないか。

マウアーに安打を打たれたが、良い当たりではなかった。108km/hのカーブも投げるなど、緩急をつけて、1回を無失点。敵地であり、声援がほとんどなかったのも良かったのではないか。

2回、味方が先制。ブラックバーンにテキサス・レンジャーズ=TEXの下位打線が食いついていく。
去年オークランド・アスレチックス=OAKで中軸を打っていたウィリングハムを歩かせる。

表情は変わらない。ドゥーミットにはカッターを投げ込んで併殺。しかしバレンシアは日本人打者のように球に逆らわない打撃で安打。続くパーメリーは打ち取ったが安打(先日のイチローの安打とそっくり)、そしてカシーヤの三塁正面の当たりをマイケル・ヤングが落とす。さらにスパンの当たりは遊撃アンドラスが止めただけ、失点。しかし打ち込まれているという感じはしない。リズムが良くないのかもしれない。

3回、ダルが投げるとハミルトンが打つというジンクスが出来るのかもしれない。右翼に本塁打が出る。

微妙なところに球が飛ぶ試合のようだ。3回先頭のマウアーの打球は一塁スナイダーがミットで叩き落とす。ダルがカバーして間一髪アウト。モルノー、ウィリングハムも内野ゴロ。10球で三者凡退。

ダルにとっての課題は下位打線。4回、先頭ドゥーミットの当たりはショートバウンドでライト前安打。2人を抑えるも、カシーヤに右中間に安打を打たれる。スパンの2球目がパスボールとなるが、これで本塁に突っ込んだドゥーミットをダルが倒れ込んで刺してアウト。ダルのフィールディングが素晴らしいのは知っているが、こんなところで見せてくれなくてもいい。

5回、先頭のスパンに深いところを破られて二塁打。2死後モルノー、ウィリングハムを歩かせて満塁。ドゥーミットを変化球で抑えて勝ち投手の権利を得る。すでに87球。松坂大輔を見ているようだ。課題は多い。

6回、ブラックバーンの肩に異常。1人に投げた時点で降板。ダンシングが救援。不穏な空気が流れる試合。ミネソタのファンにはストレスがたまる。

明らかにダルは息が上がっている。コマンドが覚束ない。三塁強襲安打の後ワイルドピッチ。パーメリーの当たりはよかったが三塁ゴロ。カシーヤは簡単にフライを上げてくれたが、スパンの当たりはクリーンヒット。ついに同点。キャロルは袖をかする死球。この打者を打ち取らないと打ち取る打者がいない。マウアーを歩かせる。マダックスコーチが帽子を取って、ワシントン監督がマウンドへ。交替の合図だ。これは悔いが残る。ロスに交替。これで勝ち星の目は完全になくなった。

ドリンクを飲んだダルビッシュは、ベンチ最前列でロスの投球を見る。悪びれた様子はない。このあたりのマナーは素晴らしい。モルノーは三塁ファウルフライでチェンジ。負けもなくなった。

残念なことに、息が続かない。球数を消費しすぎることが最大の原因だが、まだMLB流の打者の料理の仕方が解っていない感じ。2ストライクからお約束のように1球外す感覚が、球数増につながっている。9安打のうち8本が左。左打者には非常に打ちやすい投手になっているという感じもする。

前回、5.2回8安打4四球5三振自責点5。今回、5.2回9安打4四球4三振自責点1。進歩なし。

課題は多いが、運はダルビッシュの見方をしている。このうちに立ち直らないと。


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