広島の緒方監督が退団した。
報知
広島・緒方孝市監督(50)の引責辞任を受け1日、鈴木清明球団本部長(65)が取材に応じ、緒方監督が9月中旬までには辞意を伝えていたことを明かした。





 
同本部長は「(辞意を伝えられたのは)9月上旬から中旬にかけて」と、4連覇の可能性がほぼ消滅したタイミングで、指揮官から辞任する意思を聞いたと説明。球団として慰留に努めたが、この日、松田元(はじめ)オーナー(68)が正式に了承したという。

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なぜやめる気になったのか、よくわからないが、今年の広島は悪い空気だった。丸佳浩がFA移籍したこともあるが、田中広輔も絶不調に陥り、タナキクマルが消滅したこと。これに変わる上位打線が形成できず、鈴木誠也や西川龍馬の成長を白星に繋げられなかったこともある。
バティスタも成長したが、ドーピングで消えた。長野久義はやはり厳しかった。
私は盗塁成功率を全く気にせず走らせる緒方采配に疑問をいだいていた。それ以外にも、昭和の野球とさして変わらない古臭い采配も目立った。
投手陣も大瀬良が頑張ったが、救援陣が中﨑翔太の不振により、安定しなかった。
いろんな要素があるが、3連覇している間に、次の手を打つことができず、ずるずると下がっていったという印象だ。終盤は、緒方監督自身の覇気も感じられず、ポストシーズン進出を逃した。
自分から退団を申し出たようだが、まだしも、という感じだ。

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対象的に最下位に沈んだオリックスは、西村監督の続投を発表した。
フルカウント
湊通夫球団社長は「監督だけの責任ではない。若手の台頭は大きく、土台つくりには成功している。時間とともにうまくいくのが見えた1年だった」と語った。

23年連続で優勝できず、5年連続でBクラスのチームとは思えない「余裕」である。前監督の福良淳一もGMで、球団に残っているし、温かい、あるいは微温湯のようなチームなのだろう。

チームを強くするとか、ワクワクするチームにするとか言うことは、さらさら考えていないようだ。二軍の田口壮監督に禅譲するのかと思ったが、そうでもないようだ。ヤクルトの宮本慎也コーチのように逃げられる可能性もあるだろう。

このチームの親会社は何のために球団を運営しているのか、さっぱりわからない。それでもお客は増えているからそれでいいのだろう。典型的な「何もしたくない」球団なのだと思う。

その体質からして、広島もオリックスも魅力に乏しい球団だと思うが、来季の期待感は変わってくるだろう。

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「宇佐美式勝利打点」を調べてみました・2019|9月24日まで

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