これは良記事だと思う。
「絶対に人前で裸になるな」 引退した阪神・メッセンジャーが隠し通した秘密

メッセンジャーは全身に派手なタトゥーがあったのだが、球団の忠告を守って、裸にはならなかったのだという。

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日本社会では、入れ墨は反社会勢力の象徴だ。今は、ファッションでタトゥーを入れる人がいる。
しかし、入れ墨に関する日本人のイメージはあまり変わっていない。その背景には、半グレと呼ばれる暴力団とは異なる新しい反社会勢力が、やくざとは別種のタトゥーをを入れているからだ。
これまでのヤクザは、堅気の前では入れ墨を隠していたが、半グレは首周りに好んでタトゥーをいれる。入れ墨をひけらかす傾向にあるのだ。

外国から来たスポーツ選手の中にはタトゥーをしている人は少なくない。
今やっているラグビーのワールドカップでも、多くの選手がタトゥーを入れている。
プロ野球でもバレンティンは、ちらっと見えるし、陽岱鋼も入れている。少し前だがアンドリュー・ジョーンズも入れていた。
日本人選手では、引退後ではあるが清原和博が全身に入れ墨を入れている。

これらの意味するところは一様ではない。欧米ではファッションで入れる人がいる一方で、台湾の原住民やマオリなどにとっては、呪術的な意味がある。
タトゥー、入れ墨は、その社会習俗を反映した文化そのものであり、これに対する距離感は、その人間が社会に対してどのような向き合い方をしているかを端的に表している。

プロ野球では入れ墨に対する評価は微妙ではある。日本人ファンは派手なタトゥーを見て見ぬ振りをしている。
メッセが入れ墨を見せたところで、ファンが大騒ぎすることはないだろう。今の記者は球団が「書いてよろしい」といったことしか書かないから、表沙汰になることはない。
しかしメッセンジャーは、球団の忠告を10年間守った。
そこに、半端ではない彼の覚悟が見えるのではないだろうか。

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