ここ2年、年が明ければ筒香の取材をしている。会えば少しは言葉も交わす。人柄の誠実さ、まじめさはひしひしと伝わってくる。本当に好感が持てるし、野球界を背負って立つ人材だとは思う。

筒香にとってMLB挑戦は、宿願であり、子どものころからの夢だったのは知っている。
そして筒香はNPBを代表する打者になった。しかし、だからといってMLBでの挑戦に太鼓判は押せない。

あくまで一般論ではあるが、NPBの打者がMLBに挑戦すると打率は1割、長打は2割、本塁打は4割減少する。

キャリアSTATS

tsutsugo


下に、NPB=ここ5年の筒香の成績の平均値、MLBで導き出される年間成績、2019年のMLB打者の平均値を出した。

22本塁打84打点、打率.268は、一言で言えば「平凡」であり、今のMLBでは各チームに数人はいる程度の成績だ。

そしてこの程度の数字であっても、クリアした日本人選手は松井秀喜くらいしかいない。松井がリーグ平均よりはっきり上位の打者だったのは、2003年から怪我で欠場した2006年をはさんでたかだか5年間ほどだ。以後は、成績がずいぶん下落した。

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筒香が戦力であり続けるには、少なくともNPBで残した程度の成績(2019年はだめだが)を残す必要がある。それも1年目に。かなり厳しいのではないかと思う。
また守備面では左翼がせいぜいで、下手をすればDHである。さらにバットでの貢献が求められる。

NPBから移籍した野手で成績が上向きになったのは田口壮と大谷翔平だけだ。筒香のような重量級の打者が劇的に変貌することはあるのだろうか?

もちろん、彼は個人の成績のためだけにいくのではなく、野球界の未来をけん引する立場として、いろいろなものを学びに行くのだとは思うが、本当に厳しい道だと思う。

そもそもポスティングの応札はどれくらいあるのか?中島裕之よりはましだとは思うが、いずれにせよいばらの道だ。応援するけど。


ルーキー最多安打レース・2019

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