四国とBCにMLBのオファーが来たのは、もう数年前の話だ。MLBはまだあきらめてはいないが、それはそれで大変なことではある。

MLB傘下になるということは、NPBとの関係が切れるということだ。

ここまで、独立リーグの監督、コーチのほとんどはNPB経験者がつとめてきた。コーチの中には 近藤智勝のように独立リーグ生え抜きもいるが、監督はすべてNPB出身者だ。
MLB傘下になれば、NPB球団からの出向者は引き上げることになる。出向ではなく、独立リーグと直で契約している監督、コーチもNPB復帰の道が閉ざされるようであれば、指導者を引き受けなくなるだろう。

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NPBは排他的で縄張り意識の強い組織だ。MLB傘下になると同時に、NPBとの関係を以後も維持するのは非常に難しそうではある。

さらにMLB資本が独立リーグに入ることで、各球団の運営会社の体制も変わるだろう。MLB流の合理的でドライな経営になる可能性もある。
もちろん、それは企業としては体質改善ではあるが、これまでの経営者の交代もあるだろう。またアメリカの企業のように、人事異動が激しくなると思われる。

独立リーグは「地元密着」が非常に大事だが、そのスタイルも変わるだろう。
独立リーグの支援者には、金銭を度外視して「谷町」的に支援する人もいた。
地方球場の食堂や売店は、球場敷地の地権者がそのまま保有していることが多いが、こうした細かなステークホルダーにも見直しがかかるだろう。

そして選手契約もシビアになっていく。地元に愛されて10年も現役を続けた高知の梶田宙のような選手はもう出ないかもしれない。

しかし、MLB傘下になれば、そこからNPBを経ずにMLBのドラフトにかかったり、ドラフト外でマイナー契約をすることもできるようになる。
小林至さんは「黒船」と言ったが、この黒船が「今の状況を何一つ変えたくない」プロ野球界の眠りを覚ますのは確実だ。

具体的に検討する価値はあると思う。

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